なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

企画・立案・提案・プレゼン資料作りはコレで決まり

タイトルは半分釣りです。
つか、最近大量購入&昔買った本の読み返しで一人盛り上がってるだけだったりw

以下にとりあげる本のエッセンスを組み併せて使うことが重要というか最強というか。

対象者

以下の条件にあてはまる人に薦めたい。

  • 企画書とか提案書とか書き慣れてないという自覚症状がある人
  • パワポはdisりの対象であり、自分が使うツールじゃないと思っている人
  • 提案書書けと言われたらいきなりパワポ起動しちゃう人
  • 提案書の書き方に悩んだらパワポテンプレ事例集を買っちゃう人
  • とにかく企画提案力を高めたい人


それって、昔&今のオレ。

至高の企画・提案・プレゼン本たち


「プロフェッショナル講座 企画力」

企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得

企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得


これはずいぶん昔に読んだ本。
企画書、提案書を書くことになったら、「企画とは何か」をちゃんと理解することから始めないとね。
一番大事なことだけ言えば「企画とは実現されてこそ企画」ってことです。
実現されないアイデアは企画屋の自慰行為。
だから、実現がイメージできる企画書書けってことと、立案したら実現まであきらめんな、ってことです。



「鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ」

鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ

鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ

  • 作者: パトリック・G.ライリー,Patrick G. Riley,池村千秋
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 単行本
  • 購入: 5人 クリック: 67回
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とにかくこの本は図解等を抜きにして、企画書に書くべきエッセンスをどうやってまとめるべきかに徹底的にフォーカスしている。
この本のすごさは、100ページモノの提案書を書く側に加担して自己嫌悪 or 読まされる側にまわってババ怒りした経験のある人ほどよくわかるはず。
図解を入れるのはそのあとでいい。

この本ははぶさんがブログで紹介していたのをござ先輩に教えて貰った縁で読むことになった本です。
存在は知っていてタイトル見た時点で私基準から外れてたのですが、損してました。


マッキンゼー流図解の技術 & ワークブック
マッキンゼー流プレゼンテーションの技術

マッキンゼー流図解の技術

マッキンゼー流図解の技術

マッキンゼー流 図解の技術 ワークブック

マッキンゼー流 図解の技術 ワークブック

マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術

マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術

この3冊はセットで考えてヨシ。
過去にも紹介したことがある本ですが、いわゆるビジネス企画書・提案書を書く上での、図解を含めたコツはすべてこの中にあると言っていいでしょう。
慣れないうちは、まずここに書いてあることの「型」にはまってみることです。型を破るのは、型を守れるようになってからで。
いわゆる守破離の守として沿うべき企画提案書作成&プレゼン資料作成の教本。

この本は、コンサル時代にパワポ資料の書き方で上司にボロクソに叩かれつつもその上司に紹介して貰いました。
使用前は黒歴史ですね。習得するまで修行必要だけど。


「プレゼンテーションzen」

プレゼンテーションzen

プレゼンテーションzen

  • 作者: Garr Reynolds,ガー・レイノルズ,熊谷小百合
  • 出版社/メーカー: ピアソン桐原
  • 発売日: 2009/09/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 51人 クリック: 927回
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ジョブズのような印象的なプレゼンテーションの作り方。
報告書的プレゼンというよりは、とにかく相手に何かを印象づけた引きつけて企画を通したいというプレゼンのとき向けでしょう。
典型的なビジネスプレゼン用のパワポばかり書いてきた人にはカルチャーショック。
ただし、これは企画書・提案書の書き方ではなく、あくまでプレゼンテーションを効果的にするための補足アイテムとしてのプレゼンテーションツールの使い方だってこと。
このアプローチで作った資料を配布してもたぶん何も分かんない。それはこの本の中でもちゃんと解説されてる。


個人的には、ここに書いてあることは、LT大会とかで試したい。
高橋メソッドも素晴らしいプレゼンとして紹介されてるよ。


番外編

「エンジニアのためのPowerPoint再入門講座」

エンジニアのためのPowerPoint再入門講座 伝えたいことが確実に届く“硬派な資料”の作り方

エンジニアのためのPowerPoint再入門講座 伝えたいことが確実に届く“硬派な資料”の作り方

悪いがdisりポイントのほうが多い。でもあえてここに挙げる。
パワポ使いにはありがたいテクニックが満載だが、その力を使う方向に若干問題がw
この本「だけ」を参考にしてはいけません。

「パワポは自己流で使うべからず」と言いながら連発されるセオリー破りのオレオレメソッドは全力でスルー。

他の本で基礎体力つけて、この本の中のいいとこ悪いとこ判別できるようになるまで、読まない方がいいかもね。
アプローチ悪くなし、いい話も結構あるのに、もったいないなあ。

おまけ

「最近読んだ本全部書いただろ?」っていうツッコミ予測に事前反論。
このカテゴリで紹介すべきと悩みつつ、良書だけどあえて落としたのは以下の3つ。


「企画の教科書 ―ポケット判 おちまさとプロデュース」
「企画の教科書〈2〉企画火山!―ポケット判おちまさとプロデュース」
「PLANNING HACKS」

企画の教科書―ポケット判おちまさとプロデュース

企画の教科書―ポケット判おちまさとプロデュース

企画の教科書〈2〉企画火山!―ポケット判おちまさとプロデュース

企画の教科書〈2〉企画火山!―ポケット判おちまさとプロデュース

PLANNING HACKS!

PLANNING HACKS!


これらは企画屋の思考プロセスの話が多い、という基準で。
企画屋脳に転換するために意識しておきたい内容満載。

最後に

一朝一夕につくスキルじゃないからこそ、いい手本と修練の積み上げが必要ですね。
ワタシもまだまだ修行中の身なので、精進しつづけたいと思います。