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なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

仕分けとコンサル

政治の話するのあまり好きじゃないんだけどさ。いい悪いじゃなくて、あまりに似通ってたから。


朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか?
*1



今、民主党政権のもと、「事業仕分け」とかいって、予算バッサバッサ切り捨ててるわけです。
もう、切り捨てることが大前提みたいな感じで、まな板の上に乗せられては、熟練した板前の如く*2捌いていく。


民に任せられるものは民に、他人に任せられるものは他人に。
相当の緊急性と重要性を証明できないものについては見送り。
残すことよりも、捨てることが基本。「残せるかどうか」で考えるのではなく、捨てられないものに限ってのみ残す。


みたいな感じですよね。


コンサルがコスト削減系の案件でクライアント企業に入ってやることって、まさにこんなかんじじゃないですか。


とにかくゼロベース。聖域なし。
とかいいつつ現実問題として手を出せないところがあるのでゼロにはならないものの、原則、いったんゼロに近いものにする。
そこから、「なぜそれが必要か」ということを1つ1つ問い詰めながら、本当に「それ必要だよね」ってなったものだけが残る。
やりかけのもの、今までお金突っ込んできたものとかも、「それサンクコスト(埋没費用)だから回収諦めて前見て」みたいな感じで、とにかく今後どうするかだけ考える。
結果、大した理由もなくやっていたムダなものが削れました、B/S、P/Lきれいになりました、ってのがコンサル。
業務プロセス効率化(BPRってやつ)も、事業投資計画も、基本的には同じアプローチ。


そーゆーことですよね。


で、いわゆる抵抗勢力的に描かれる人たちの反論とヤラレ方も、ほとんど一緒なんですよね。*3

  • 「今まで**があったからあの事例は成功したんだ」・・・今後同じような成功を導けるか証明しきれない
  • 「アレをなくしたらコレにも影響が出る」・・・アレをなくしてもコレに影響の出ないやり方を考えろ/両方なくすから問題ない。
  • 「闇雲なコスト削減は活力を削ぐ」・・・根拠が薄い。根拠を出せ。数値でな。


錦の御旗持っている方が当然有利なわけで、こんなかんじでやっつけられていくわけです。


錦の御旗を担いでいる方もまた、人をやっつけたくてやっているわけでもなんでもなくて、クライアント(スポンサー)の意向に沿うべく、任務を遂行しているだけ。
(この目的・任務に徹することができない人はコンサルもできないし仕分け人の仕事もできない。。。オレだよそれ。だからコンサルとしてまるで伸びなかった。)


コンサルのスポンサーは会社を何とかしたいと思っている経営者であり、その経営者を信任している株主。今回の事業仕分けのスポンサーは、、、民主党を選挙で政党政権に押し上げた国民、ってことだよな、一応。今まで比較的穏健派で密室型の予算編成の支援をやっていたコンサル(自民)を雇っていたが、穏健派ではダメになる!って言って別のコンサルに切り替えたようなもんだ。


言いたいのは、このやり方がいいとか悪いとかじゃなくて。
このやり方も成功例失敗例ともに民間に吐いて捨てるほどあるわけなので。


今後、このアプローチを進めていくことによって生じるメリットもデメリットも、
よくあるコスト削減プロジェクトの成功と失敗の例と同じようなことが起こるんじゃないかと思うわけです。


なので、直接間接的に近い距離にいる利害関係者は、この何歩か先を読んで何したらいいか考えようね。
少なくとも、強烈なプレゼンの準備もできず先手を取られて負けスタートになってしまったわけで、本気でそれが必要と思っていて本気で予算取り返したいなら、どう動かなきゃいけないか、全力で動かなきゃ。

*1:この記事じゃなくてもいいんだけど、なんとなくこの記事を読んでいたときに書きたくなったので。

*2:仕分け人がこの手の問題に熟練しているかは不問w

*3:仕分けのUst見てないですので事業仕分けのほうがどうヤラレているかまでは知らないですごめんなさいごめんなさい