なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

9月に買って読んだ本をずらずら並べてみる件

前回のエントリ、7月8月分に続き、9月分の読書ログ。


結局産業医の判断で9月も休職となり、10月中の復帰に向け調整中でございます。
とはいえ生活サイクルは7月8月と何も変わってない。


10月に入ってとうとうiPhoneを買いましたが、鬼のような時間泥棒ですね。
いくらでも時間がつぶせてしまう。そしてバッテリーも食いつぶしていく。
マクドの頻度があがる。
で、やっと探したマクドで電源提供なかったり、Wi-Fiの調子がおかしかったりすると怒り狂いそうになるのはすでに中毒の初期症状でしょうか。


スマホは仕事に活かせばイロイロ効率化できる一方で、堕落も助長する恐ろしいツールだなと実感しているところです。
自己管理能力が問われますね。


では、9月分の読破リストです。



英語高速メソッド―ネイティヴ・スピーカーの脳&耳になる!

英語高速メソッド―ネイティヴ・スピーカーの脳&耳になる!

8月にすでに買っていたもので、付属のCDの中身を丸ごとiPodに入れて聞いています。
「笠原メソッド」というやつで、通常速度と2倍速(コレがポイント)の英文と対訳をヒアリングするシステムです。
英語は新卒入社直後に会社でTOEIC受けて400点台だった以来の勉強で、アメリカ文化にもアメリカそのものにも憧れはないし海外勤務にも一切興味がない日本バンザイな人ですが思い至って勉強始めました。
本自体にも英文と対訳は記載されているものの、まったく開く必要がなく、聞いているだけで大丈夫なこのシステムは意外と自分には合っているみたいです。


ビジネス英会話編(英語高速メソッド ビジネス英会話集)と日常英会話編(英語高速メソッド 日常英会話集〈Vol.1〉英語高速メソッド 日常英会話集〈Vol.2〉)もあるので、後々購入してみようかなと思ってます。


スパークする思考  右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)

スパークする思考 右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)

内田和成氏の著作はこの本以外にも「仮説思考
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法)をもってます。
この本はどっちかというと企画脳系、思考法&発想術ですね。いろんな方法、いろんな方向の情報を集める習慣を身につけることで、それらの情報の断片同士を整理したり寝かせたりしていつしかつながって「スパーク」する、って話。


野村の「監督ミーティング」 (日文新書)

野村の「監督ミーティング」 (日文新書)

野村監督の本はたくさん出ていますが、私が唯一もっている「野村本」。
そしてあえて本人ではなく橋上氏(元楽天ヘッドコーチ)の本。
両親いわく、遠い親戚らしいです。直接会ったことはないですけど。


超一流、一流が無理なら、「超二流」を目指せって話です。
同じ二流なら、平均的に一流クラスより劣る選手より、ある1点だけでも目立った能力を示す選手のほうが使いやすい、という教えの話。
スポーツに限った話じゃないなと。


アフタヌーン新書 006 ジオン軍の失敗

アフタヌーン新書 006 ジオン軍の失敗

「ガンダムから学ぶ失敗の本質」ってオビに書いてあるとおり、初代ガンダムの1年戦争で敗軍となったジオンの兵器(モビルスーツ)開発の系譜になぞらえて経営戦略、研究開発戦略を説こうという試みの本。
ソレっぽいことはかいてあるけど、ガンダム好きが趣味で読む本ですね。
著者の岡嶋氏は弾さんお気に入りの人ですが、私は彼の作風があんまり得意ではないので余計にそう思ってしまうのかもしれないですけど。


英語の壁   文春新書 326

英語の壁 文春新書 326

タイトルが引っかかって買ってみたのですが、これは読み物、エッセイ集です。勉強の本ではないですね。Amazonのブックレビューにも書かれていますが。
読後、このエントリ書くまでの間、半月寝かせていたら、内容すっかり忘れてた。


都合のいい「うつ」(祥伝社新書212)

都合のいい「うつ」(祥伝社新書212)

なかなか刺激的なタイトル。中身は、いわゆる「新型うつ」(従来の欝の諸症状とは異なり、休日は活動が回復するけど仕事にでてこれないなどのタイプ)の解説。
著者はうつ暦(従来型と思われる)があるジャーナリストで、新型に対してはやや否定的(同じうつと見られたくない?)ような傾向が見られるものの、内容はとてもわかりやすい。



創造性とは何か(祥伝社新書213)

創造性とは何か(祥伝社新書213)

KJ法で有名な川喜多二郎氏が「創造性」をテーマに語った本。「創造と伝統―人間の深奥と民主主義の根元を探る」の第1章の抜粋を文庫化したものらしいです。
創造性とは、発明発見の能力ではなく、問題解決能力のことで、その手段としてKJ法は有効だよー、って話。


なるほど!「孫子の兵法」がイチからわかる本

なるほど!「孫子の兵法」がイチからわかる本

なんとなく孫子を復習してみようかなと。
この本は、現代ビジネスシーンの事例におきなおして解説しているので読みやすいです。


経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 (ディスカヴァー携書)

経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 (ディスカヴァー携書)

タイトルは大げさではありますが、決して釣りではない、非常にわかりやすく解説してくれている良書だと思います。
久保氏の前著「元国税が教える会社を救う!5つの社長力―中小企業のためのウラ経営書」と同様にストーリー仕立てで読みやすい。
経営の、とくに会計数字周りを中心に扱った内容で平易に語ってくれる人を他に探すとしたら、「さおだけ屋」「食い逃げされても〜」などでおなじみの山田真哉氏あたりかな。
とっつきにくいテーマを、とっつきやすくしてくれる人ってのは貴重ですね。本業はコンサルってことでイロイロな分野の支援をやっているようだけど、やっぱり元国税ということもあって数字分野に圧倒的な強みを持っているなぁ。


1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書 (Sanctuary books)

1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書 (Sanctuary books)

最近ほとんど手を出していなかった、自己啓発の中の自己啓発の本、って感じ。
内容は平易で、大人向け絵本、といったところ。
流して読むなら30分くらいで読み終わってしまう程度の量で、1400円で買うのはちょっともったいない気がする。
だからといって内容がないわけではないのだけど。
今の私のようにイロイロ思い悩む状況下にある人には必要な本だし、明確な目標があって全力で走っている人にはいらない本。


新書がベスト (ベスト新書)

新書がベスト (ベスト新書)

タイトルからしてベスト新書のために書いたような勢いすら感じられるポジショントーク満載の本だけど、結構共感できることが多いという、不思議な本。
新書レーベル解説も面白い。


モレスキン 「伝説のノート」活用術?記録・発想・個性を刺激する75の使い方

モレスキン 「伝説のノート」活用術?記録・発想・個性を刺激する75の使い方

Amazonのレビューなんかみてると、すでにモレスキンのハードユーザーが「目新しいこと書いてない」とかレビューしてたりしてちょっと残念。
確かに、書いてあることは、モレスキンじゃなくてもできることや、他の手帳術、ノート術本に書いてあったりすることだったりはするのだけど、それをモレスキンでやると愛着がわいてくるんだよ、ってことで、モレスキン使ってみたいけど高いしなー、って迷っていた人に「ユー、買っちゃいなよ。」ってのがメインメッセージだと思う。
有楽町の交通会館にある三省堂で、実際のモレスキンとセットで割引になるキャンペーンやってたにもかかわらず別々に買ってしまってちょっと後悔。
そして、10月に入ってiPhoneを買ってしまったがために、このモレスキンを今後どうやって使っていくか悩み中。


ゼロ円ビジネスの罠 (光文社新書)

ゼロ円ビジネスの罠 (光文社新書)

タイトルで購入したけど、ちょっと残念な印象。
フリービジネスそのものについての知識なら、Freeの原典「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」か、その連動企画で週間ダイヤモンドが特集打ったやつを読んだほうがマシ。
で、本題である「罠」のほうになると、昨今のゼロ円ビジネスブーム以前からあるシロアリ点検詐欺の話とか出てきて、もうワケワカメ。


佐藤可士和のクリエイティブシンキング

佐藤可士和のクリエイティブシンキング

これまでなんとなく接点をもっていなかった佐藤可士和氏。それが、先月のエントリに書いた本「ヒットを生み出す最強チーム術 キリンビール・マーケティング部の挑戦 (平凡社新書)」の中で佐藤可士和氏の名前がたくさん出てきて急に興味がわいて購入。
内容的には仕事術、企画術、発想術あたりなんですが、ユニクロやらキリンチビレモンやらステップワゴンやら、実際に世の中に広くいきわたっている「アレ」をどうやって考え出したかがわかるところが他の本との違い。
いい本だと思います。


佐藤可士和の超整理術

佐藤可士和の超整理術

で、クリエイティブシンキングの後に、その前著であるこっちも購入。
クリエイティブシンキングが「非論理」のほうで、こっちが「論理」のほう。
空間、情報、思考と3段階で整理する習慣を身につける、というもの。
空間の整理・・・。このエントリを打ち込んでいるPCデスクの上がすでにorz。


「自分ごと」だと人は動く

「自分ごと」だと人は動く

広告代理店大手5社の合同研究会が著者であり、「情報過多の時代、従来型広告はスルーされる」という前提に立っていかにマーケティングを行うかという話。
ま、タイトルどおり、「自分ごと」なら人は動くわけで、こうしたテーマが他人事では済まされないからこそ、この本を買ったわけで。


図解仕事人 (光文社新書)

図解仕事人 (光文社新書)

図解の第一人者?ともいえる久恒啓一氏の自伝的エピソードになぞらえて、図解仕事人になるためのプロセス、習慣づけなどについて説いた本。
図解法そのものを学ぶなら同氏の他の著作を当たったほうがよいです。


科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている  (宝島社新書)

科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている (宝島社新書)

ついこの間、はてブで盛り上がっていた「地球温暖化の原因に関する諸説」の話。
途中から歴史や政治・政策論に入ってしまうので、前半がメイン。
ちなみにこの本、2008年8月に出た本です。


あわせて読みたい
Blogger Alliance | 404 Not Found
「ついにNASAが認めた!地球温暖化詐欺!」記事のホントのところ - It’s the Sustainability, stupid!



発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書 190)

発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書 190)

ADHD、学習障害、アスペルガー、etc...。気付かないまま大人になって、「その人はそういう性格だから」で流されているケースも結構あるんだよー、しかも直せるんだよー、という啓発書。




600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)

クックパッドって、男女の認知率が恐ろしく違うよねーって所から始まり、いかにユーザービリティから経営方針そのものにいたるまでこだわりぬいているか、って話。読み物としてとても面白いし、考え抜く姿勢を見習いたい。


子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)

子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)

子育てに悩める子羊、じゃなくて親たちへ、って感じで、売れているらしいです。
読んでて、ギクッ、っとなるところ、結構多いです。


「子供に対して言ったことを守らない、一貫性のなさがよくない」なんてのはやりがち。
言うことに従わせたいがゆえに脅し文句を言うものの、実際には子供が無視しても約束破ってもそのとおりにせず甘やかしてしまうとか、いい例。


叱る教育一辺倒でもなく、ほめる教育一辺倒でもない、バランスのよい子育て論。




と、こんな感じで21冊。
よく読んだなー。


「新書がベスト」に影響されたのと、単純に「軽いので移動がラク」という理由で新書に偏ったのもあり、冊数が増えました。新書なら1日1冊以上イケたりするし。


9月はここまで。
10月に入って、今のところまだ2冊くらいかな。
iPhoneいじりに時間とられすぎ。
読みたい本は数冊決まっているので、ペース取り戻そう。