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なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

人生初の休職を経験してから1年が経つわけだ。

雑記


今でこそ復職して、低空飛行なりにも通常業務に戻っているわけですが、ちょうど昨年の7月1日から、人生初の休職というものを経験しました。

せっかくなので、ブログ再開のきっかけに、コレ絡みのことを振り返っておきたいと思います。
はっきり言って、「長い自分語り」です。

休職にいたるまで

一度書いてはいるんだけど*1 、今の頭でもう一度振り返り。


遡ること2009年の夏ごろから、当時のトップに部門頭越しで引きぬかれて、社内の業務改革プロジェクトのリーダー(PMがトップで、その下の実務のリード役)となりました。


業務改革プロジェクトといえば聞こえはいいのですが、目的は「業務を変えること」ではなくて「業務を変えることによるコスト削減」であり、それにはいわゆる派遣切りが伴いました。


過去、末端コンサルとしてクライアントに常駐した際、その会社の将来を考えて、正規、派遣、契約の境なく会議を重ねたプランの実行後に、その派遣社員の方の仕事がなくなり契約解除になってしまったという苦い経験から脱コンサルした身としては、常に葛藤を抱えながらのプロジェクトではありましたが、チームメンバーにも恵まれ、決してモチベーションは低くありませんでした。


そうして案件を進捗させてきたところ、トップの信頼を得て、この案件と並行しつつ次年度の事業計画の策定にも関与するように指示を受けました。


コンサル時代でも、事業計画が決まった後の話からしか関与したことがありませんでしたから、非常にやりがいのある仕事でした。


そして、次年度計画の中の組織計画の詰めの中で、このプロジェクトチームを正式な組織として立ち上げ、その部門長になることを打診されました。
常に会社の方向性を打ち出していく部門としての組織でした。


躊躇しました。会社のカルチャーとして、部門長の忙しさは半端ではなく、また、とにかく道なき道を切り開くパワー型リーダーが好まれる傾向にありました。


正直なところ、管理者向きではないし、何かを推し進めていくようなパワー型リーダーでもないことは自覚していました。


「この部門のマネージャーに置くなら、キミかA氏か」と言われ、引き受けることにしました。
A氏は親会社所属でパワー型リーダーの資質も十分な優秀な人物でしたが、「肌の合わないタイプ」でした。
せっかくのいいチームで結果を残してきて、その結末が、「上司が上から降りてきて、しかも肌の合わない人」では残念、という、今となっては無駄な意地が働いていたかもしれません。


「管理職としての仕事からも、困難を切り開くことも、何時までも逃げては居られないし、せっかく部門長にあげてくれたのだから、倒れるまでやってみよう。」
自分に言い聞かせていました。


結果、私が新部門の部門長に収まるカタチで新体制はスタートしましたが、懸念していた私自身の能力不足が露呈、残業に残業を重ねても思うように進まず、自分の中にあった色々な歪みにも耐えられなくなりました。


感情のコントロールがうまくできな状態になり、子供やヨメにあたり散らしては、直後に罪悪感がこみ上げてきて涙が止まらなくなる、といったことを繰り返す症状がでていました。


たまたま身体の不調に気づいてくれた総務担当から産業医面談を促され、結果、休職およびストレス環境からの離脱のための短期入院を勧められました。


過去、年俸制で残業代がほとんどでない*2会社で働いていたため、労働時間をあまり気にしたことがないタイプでしたが、振り返ると半年以上連続で残業100時間/月を超えていました。食事も平均1.5食/日。この食事量ってのも大事らしい。


もちろん大丈夫なときは大丈夫なわけですが、一般的には80時間/月を超えると色々な病気の発症リスクが高まるため過労扱いだそうですね。


そんなこんなで1年前、休職に突入したわけでした。



経過

まずは産業医に勧められた施設へ入院。それは、こんなことでもない限り降り立つことのない場所にある施設でした。


比較的軽度の心因性諸症状を持つ人が、ストレス源から隔離された状況で落ち着きを取り戻すための心療内科宿泊施設で、実体はビジネスホテルと旅館と病院をくっつけたような、こぎれいな建物でした。


ここで2週間ほど入院し、施設が用意したプログラム(身体を動かしたり、ちょっとしたものを作ったり)を体験したり、部屋に篭って本を読んだり、持ち込んだDVDを見たりして過ごしました。


持ち込んでいたDVDがガンダム1st、Z、ZZのテレビ版(計40枚くらい?)だったりして、Zのテーマが重くて軽く凹んでたりしましたが。


入院している他の患者さんと仲良くなる人もいるようですが、全員が心療内科患者ってことで、「深入りするとめんどくさいことになるので」と入院時に職員の方から話を聞いていたので、他の患者さんとはほとんど会話をしませんでした。


独りを楽しむタイプではありますが、誰とも話をしないというのも、ちょっと気持ち悪い感じです。


症状は比較的軽いほうだったため、外出許可も降りており、時々最寄り駅から電車移動して小さな冒険をしている時が、一番解放されていた気がします。


あらかじめ決めておいた2週間の入院で、症状も落ち着いていることから、予定通り退院しました。


退院後。基本は自宅療養で体力と気力を回復することなのですが、「家に居づらい」「近所に出歩きにくい」。まずコレです。
住んでいるマンションは隣近所で仲が良く、子供を公園で遊ばせたりしています。
これが平日昼間にずっとダンナが家にいたら不審なわけで。


さらに、やはり子供とヨメはまだストレス源としてかなり大きい。


そんなわけで、通常の生活サイクルを取り戻すリハビリもかねて、会社に行く時間に家を出て、定時頃の帰宅する、ということにしました。
日中は、電車で片道30分くらいのところを中心に転々としていました。


通常、医師の指導では「会社と同じ方向、同じくらいの距離のところを1箇所決めて、長時間いる訓練を」ってことなのですが、こんなの平常時でも苦痛。


居場所は、図書館、マクド、ドトール、ゲーセン、ブックオフ。そんな感じ。
マクド、ドトールも基本的に読書タイムなので、ゲーセンでの息抜き以外は、基本的に本が絡んでますね。


気候がよければ知らない街を散歩したり日向ぼっこしたりしたかったのですが、あいにく真夏だったので、とにかく日陰にいて、無駄に体力消耗することは避けました。


この頃はまだiPhone持ってなかった&ガラケーにパケホー付けてない時代だったので、本を読むくらいしかやることなかった。
このころからiPhone持ってたら、どんなふうになっていただろう。


復帰

復帰する頃には、私がかつていた組織は別の部門に併合され、別の方が部門長になっていました。
もともと、部門長クラスが休職した場合はその職位から降りる規定になっていましたし、もともとパワー不足気味の部門でもあったので予想通りの展開ではありました。

復職先となった部門の部門長は気を使ってくれて、半期毎の目標管理において「最初の半年は助走で体調とカンを取り戻すこと」と、低めの目標を容認してくれました。
(ですが、この部門長は半期の途中で退職されて、引き継いだ部門長がこの話を一切知らず、査定結果のフィードバックの段階になって「そもそもこの目標は・・・」みたいになってる。。。)

労働時間的には、産業医と相談して残業ゼロ→30時間/月→60時間/月と段階的に増やしていきました。が、これが産業医→総務→部門長とちゃんと伝わっておらず、毎月オーバー気味でした。


特に部門長がさらに変わってからは、個人目標に対する認識がずれていて、設定目標以上の要求を当然のように求められ、終電越えや朝帰りも。


業務内容は、これまた未経験の、数字を扱う(ただし財務会計ではない)仕事でした。主には契約・解約の状況・傾向値を押さえていくなどの仕事です。


それまで受託やプロジェクトベースの仕事が中心で、ルーチンで数字を扱う業務は初めてでした。大雑把、割り切りが得意?な私でしたが、こういう経験をしておいたほうがよいと、かなり前向きに受け入れています。
相変わらず小さいミスを犯していますが。


今日まで

低空飛行なりに、何とかやってます。
ですが、色々思うところあり、気持ちは外に向いています。


復職後の経過観察期間でも普通に残業発生して、さらに同僚が過労で休職になり、その人の作業を自主的に引き受け、さらに私自身も過労で嘔吐・身体の痺れがでて1週間の入院を余儀なくされるなどを経験しました。


しかし査定の結果は想定以上にひどく、さらには査定の段階で目標の妥当性を問題にされるなど、倒れるまで働いたことについて上司からも評価されず、自分自身もやってよかったと思えない状態になっているのが主な原因です。


ただ、すぐに外に飛び出していけるほど、今の業務に精通していないのがネックです。


私の場合、今の会社に移る時点でキャリアチェンジ含みなうえに、短期間で3部署を転々としているためです。


査定結果が悪かったとはいえ、この業務習熟度だけで評価したら、給与が能力を上回っている状態。
仕事内容的には、今の部署の仕事は嫌いではないが故に、非常に残念な状態。まさに誰も得しない状態。


そんなわけで、もう少し耐えて今の業務経験を積みたいと思います。
当面の目標は、現場の小さな無駄の排除や自動化スキルをプラスアルファで備えた経営管理・分析業務屋さん、ってところかな。


ブログも無理しない程度に復活させていきたいと思います。
ネット界隈(の観察範囲)では、エンジニアが多いので、ちょっと変わったキャリアからのネタがアウトプット出来ればと思ったり。

*1:[http://d.hatena.ne.jp/atsuizo/20100802/1280751803:title]

*2:22:00以降の深夜扱い時間帯のみ法令遵守のため出てた。それも出てない時期もあった。