なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

早合点の病理

本質・根本にたどり着かない

本当に議論したいことは「3歩先」にあるのに、1歩目でわかったつもりになってしまったら、3歩先の話にはたどり着けないですね。

深い話をしなきゃいけないのに、途中で止めてしまったら、いつまでたっても浅い、薄っぺらい話から先に進まないです。

むしろ余計なコミュニケーションが発生する

「だからそうじゃなくって」「いやそれはわかってるんだけど」

相手を苛つかせる。

 話を聞かない相手と話をしなければいけないシーンでイライラしない人はいないです。

処方箋:最後まで相手の話を聞け。判断は一番最後。

 とにかく、良いとか悪いとか、同意するとかしないとか、そういうことは、一番最後にまわして、相手が何を言っているのか、何を言いたいのかを正確に把握することを最優先にしましょう。

 補足

いや、だらだら話す相手にイラつくのは理解できるんです。

仕事が早い人、頭の回転が早い人ほど、時間がもったいないと感じるでしょうし、コミュニケーションを効率化するつもりで、相手の話を途中で拾ってまとめにかかるでしょう。

そして、それによって、会話を短縮することに成功たケースもたくさんあると思います。
(あくまで会話が短くなっただけで、本来たどり着くべきところに辿りつけたかどうかは別です)

それを、あえて手放して、横において、相手の話をちゃんと聞いてみてください。

相手が言葉に詰まると、そこに生まれる沈黙に耐えられなくなって、話し出してしまうでしょう。

沈黙を優しく受け入れて下さい。

そこで煽るように急き立てたり、勝手に話を巻きとらないで下さい。

結論に至る時間は伸びてしまうでしょう。

話す側の説明力が不足していれば、そのようなやり方を以ってしても、深いところまで辿りつけないかもしれない。


それでも、早合点して巻き取ってしまった時には引き出せなかった「その人が、どこまで理解しているか」という情報が得られますから。


これが、本質に近づくこと、相互に理解を深めることのうえで、とても重要な情報になります。


「それってxxxxだよね」「いや、そうじゃなくて」

「それってxxxxだよね」「いや、それはそうなんだけど、いま話したいのは」

なんて展開になりがちな人は、一度立ち止まって、実践してみることをお勧めいたします。