ポイント3点
- 短い「まえがき」で、システム発注者側からみた悩み、現実をうまく表している。
- 中身はSEこきおろし。どこかのサイトで拾ってきたような「SEの悪いイメージの偏見」の集大成。きたみりゅうじのネタをマジ語りしているかのような内容。建設的提案が何も無い。
- これでお金を取れることに気づいたのは、ある意味天才。
基本的に、ブログの中で、
- 他人、他人の文章の悪いところを指摘するだけで終わり
- 事実に基づかない飛躍、想像に基づく一方的な評価
は避けたいと思ってます。
が、今回、いきなり、「なからひどい」という評価をせざるを得ない。
(ちなみに「なから」はこんな使い方もする)
著者の本当の知見はもっと深いところにあり、この本が続編か何かに向けた「釣り」であることを祈ってやまない。
他にも多数の著書があるようなので、著者に対する評価はそちらを見てから判断しよう。
普通、最初にこの本を手にとった人はそんな行動は取らないでしょうけど。
少なくとも、この書籍そのものは、
- 建設的な議論、提案としての「じゃあ、どうすればよいか」がない。
- 前書きで「この疑問を解いていこう」といった疑問に対する答えがない。
という点で、誰に対する何の訴えなのかが、さっぱりわからない。
著茶のプロフィールに「元(総研系)コンサル」なんて肩書きが付いちゃっているから、
余計に気になってしまうわけですよ。
コンサル仕事で提案のない見解述べるだけなんてのは、けちょんけちょんにやっつけられるだけですから。
他の人の書評を見ると、単純にネタとして面白がっている人は居るようだ。
が、悪いがネタとしても面白いとは思えなかった。
一応、Amazonへのリンクはつけておきましょう。
この商品から、何かまたいろいろな気づきがあるかもしれないから。
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ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学 (光文社新書)