なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

最初に救うべきは子供の命だろうが


ニュースのコメントにあまりにムカついたので書く。


どこぞのキー局の深夜近いニュースで
「男児放置死で母親に懲役6年判決 さいたま地裁
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080903STXKD010203092008.html
に関するニュースを扱っていた。
(普段からほとんどテレビを見ないので、その時間にどこの局を見ていたかすら覚えてない)


判決報道だけでなく、
お約束のようにどっかの大学教授の1人にコメントもらって垂れ流していた。
(テレビ局が良くやるヤツだが、そもそもこれに何の価値があるのかさっぱりわからん)


「ネグレクト(育児放棄、児童虐待など)になってしまう親を救う仕組みが日本には確立されていない。
先進国の中でも最低レベルだ。早く確立しないと。」
扱ったコメントはこんな感じ。


そこで、このニュースの扱いはおしまい。
声には出さなかったけど、キレた。


最初に救われるべきは、命の危険にさらされている子供だろうが!



ネグレクトが精神病理によるものが多いとかで問題になっていて、
そうなりやすい親の支援が必要なことは、なんとなくはわかっている。
自分も人の親という立場であるし、育児はストレスたまるよ、そりゃあもう。


でも、取り扱ったコメントが、「親を救う仕組みがないことに対する問題提起だけ」って。


今回の事件の被告なんて、
3人の子供放置して豚小屋みたいな汚い部屋に住まわせて1人は餓死させ、
自分は男遊びしてたわけだろ。
それでいて、相談所やら行政やらの干渉は拒否してたんだろう。


単なるワガママ行動だろうと精神病理であろうと、
親のほうはやったことに見合った施設にしばらく入ってりゃいい。
そこが病院なのか刑務所なのかは、じっくり検討して制度作ればいい。
どっちにぶち込まれても、親自身に生命の危機はない。


養育権を親から一時剥奪してでも、子供に人として生きることができる環境を与える、
ということができない現行制度を変えることのほうが先決だろ。
子供のほうは、生命の危機にさらされてんだよ。
モタモタしている間に、あと何人の子供が死ねば気が済むんだよ。


教授がインタビューの中で子供の命に触れなかったのかどうかは不明。
何せ使われたカットが短いし。
やっぱ、問題はそういう構成で放送を組み立てている側の意識なんだろうな。



ひさびさに、すげームカついた。