なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

想像力の欠如


経歴上、SIerとしてコールセンターを構築する仕事したり、一企業の中でサポセンからのエスカレーションを受けたりする仕事をしたりと、対応履歴を見れる立場にいることが多いのですが、世の中いろんなタイプの人がいるのが見えて、おもしろさ半分、ヘコむこと半分。
自分が直接対応しているわけじゃないので、最前線に立っているオペレーターの方には、「ありがとう。おつかれさま」と100万回言いたくなります。


特に注視するのは、いわゆる「クレーム」というやつです。
程度の大小、内容の多様性はその尽きるところなし。


内容を見ていて気づくことは、

  • 振り上げた手の下ろし方がわからない人が多い。
  • 自分の視野、想像力の狭さに気づいていない人が多い。

ということ。

振り上げた手の下ろし方がわからない人が多い。

一言で言ってしまえば、ポッポ大臣も、この類だと思います。*1
怒っている原因がそもそも認識間違いなど怒っている本人にあったり、確かに相手に非があったのだけど、すんなり解決してしまった時に、すんなり「すまなかった」とか「ありがとう」って言えない人。


何も生まない、何も解決しない(解決すべき当初の問題は解決しているので、もう解決すべき対象がない)というのは、お互いに時間と労力を費やすだけです。どこまで解決したら終わりにしよう、というシミュレートをしないで感情に任せて行動を取ると、こういうことに陥りがちです。


それが「想像力の欠如」。

自分の視野、想像力の狭さに気づいていない人が多い。

自分の常識を一般化して「・・・だろJK」みたいに憤っている人。調べてみると事実誤認もいいところだったりする。
そうこうしているうちに問題の指摘からさらに相手の属性攻撃までに広がってたりして。
周りから見ているとイタイだけ。


そんな人には100万回(ry。
電車の中で勘違いな正義感振り回してケンカごしになっているヤツと乗り合わせて不快になったことないですか、と。
あなたの会社の中ではどんなにエライのか知りませんが、会社の外に一歩出たらそんなもの知ったこっちゃないんですよ、と。*2
世の中いろいろな常識があるんだよ、と。


自分には自分の事情があるように、相手には相手の事情があって、それぞれの事情で生きている。
自分の事情がうまくいかないから、相手の事情の中でできる協力を求める。それがコミュニケーション。
自分の事情がうまくいかないのは、相手がオレの事情に最初からあわせていないのが悪いんだ。それ、なんていうジャイアニズム


それこそまさに、「想像力の欠如」。


自分はそんな言動を取っていないか、省みて自戒するところであります。

*1:郵政のトップの対応のやり方もいろいろ問題あると思うけどさ。

*2:それなんていう定年退職テンプレおやじ