予算というものを知らないままのお仕事はお仕事ごっこに過ぎない
と、この春からポジションが変わって予算編成作業に関与してから強く思いました。
今まで、いかに数字の根拠なくテキトーなことを言ってきていたことか。
結局、予算数値を正確に開示されない兵隊ポジションでは、どんなことをすれば会社の予算のどこに貢献できるか、ぜんぜん見えてなかったわけです。
結局、わかっている範囲での知識をベースにした判断で、「これやったらあっちの業務がラクになる/ならない」とか、「これくらいコスト削減できそう」とか。
実際に予算編成の数字を紐解いてみると、会社がやろうとしている方向や、本当に収益改善に向かう方向とは間逆の方向を向いていたり、方向性はあっていても、優先度のつけ方が間違ってたり。
「知ってたら、そっちさっきやるよー。」みたいなネタはゴロゴロと。
まだ比較的まともに全体像を見ながら動いているほうであったつもりだけど、やっぱり間違った方向を向いていという気づきがたくさんある。
「そこをうまく情報を止めたり流したりして正しい方向に向かわせるのが管理職の役目だろっ」
て話もあるんだが。
事業会社の中の閉じた話でこうなんだから、受託ってこわいなーとも思ったりする。
お客の予算方針なんてそうそう知りえる話じゃないし。
その予算方針も知らないで、超断片的な情報だけで「あーしたほうがいい、こーしたほうがコスト削減になる」とか言い放っているわけで。
そこは、発注側で窓口になる人がちゃんとコントロールしなきゃいけないんだけど、またこの窓口担当ってのが、兵隊クラスだったりすると、ちゃんと数字を把握してなかったりして。
知らないもの同士が、知らないということすら知らない中で、あーでもない、こーでもない、と。
ほんと、ムダにムダを積み重ねるような世界だな。
会社の予算数字に関する情報をちゃんと末端まで理解すること、させることの重要性を痛感しているこの数週間です。
でも、予算編成作業そのものは、えてして徹夜作業を伴うので、関与するにも覚悟が必要です><;*1
*1:得るものも多いので、もし関与を打診されたら一度は引き受けたほうがよいです。