なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

道徳ってなんだろう

電車を待つ列で、いきなり最前列に立ったり、一本次のヤツに乗るために後続の人に譲っている人を追い越した後、結局乗らずに最前列に居座る人の精神状態ってどんなだろう。


なぜか、中高年に多い。
田舎から出てきたならまだしも、その身軽な装備からしてどう見てもその電車を使い慣れた沿線住人なのに。


電車乗った後、ちょっとでも割り込める空き席がないか必死に探してた。


そこまで座りたいほど辛いなら、最初からシルバーシート付近に乗り込めばよいのに、車両の真ん中あたりのドアに並んで、さらに乗車後に逆方向に深く入って言ったりするからなぁ。


思えば、小学校のころ、道徳って授業が週に1コマだけあった。
教科書は、何年も使いまわしにされている学校所有のやつ。
カンダタと蜘蛛の糸」の話とか載ってたな。


同級生の中で、この道徳の授業が好きっていうやつはいなかった。


オレ、結構好きだったんだけど、空気読める少年だったので、そんなこと言えなかった。


大学で哲学科に進む遠因はこのころに養われていたのかもね。


そんなこんなで進学した哲学科で出会ったものは、「懐疑主義」なんてものだったりするけど。


ピュロン主義哲学の概要 (西洋古典叢書)

ピュロン主義哲学の概要 (西洋古典叢書)


「Aという命題について、人はAを信じるか、あるいは信じないかのどちらかに属するしかないから、絶対的客観(第3者)に基づく真理の証明などというものはありえない」


平たく言うとそういうことです。


自分の言ってること、やってることが正しいと思っていて、なおかつ人とよく意見が衝突する人は一読してほしいね。
そんな人は、まず手に取らないだろう本だけど。