今は手配屋(ブローカー)業。
理想はやはり社内にそこそこ腕の立つエンジニアを抱えて、事業や環境の変化に柔軟に対処でき、同時にその会社の文化や強みをダイレクトにシステムに反映できる体制を持つこと。それが会社の成長につながる、という考え方に、ブレはない。
しかし、小さな会社の一人情シスとして気を吐いても、1人でできることには限界がある。
内製にこだわれば、会社の成長のボトルネックが自分自身という、本末転倒な状態を引き起こす。
なので、内製回帰厨の理想や、エンジニアとしてのプライドを、すべて手放し、属している会社固有の状況に最も貢献できるアプローチを模索した結果、手配屋業に徹することがよいと考えるようになった。
色々な業務の現場で欲しているものを察知し、声を拾い上げ、その領域を得意とする業者と繋ぐ。
そのために、関わりそうな領域を現場観察から察知し、それらを得意とする業者や技術要素の知識を集めまくり、コネクションを作る。
そして、それらを円滑に進めるために、技術やマネジメントに関する知識やスキルを蓄え、企業の変化や成長に合わせて最速で整える為の材料を用意する。
それが手配屋の生き様。
そして、会社にとってのお客さんに提供する付加価値部分に貢献する部分のエンジニアリングについては、やっぱり、内部にリソースを持って対応した方がいいと思ってる。
そしてそれは、自分じゃなくてもいいと思ってる。
自分は差別化の難しい裏方環境整備の手配屋に徹して、表に見える部分に関わる人が余計なことを考えずにその業務に集中できるようにする、という貢献の仕方もアリだと思ってる。
そこが、数年前との最も大きな違いかもなー。