人に仕事を依頼する立場に立ったら
自分でやった場合の手順を想像する
- そのとき、必要になる情報、前提条件、完了条件が何かはっきりさせる。
- どれくらいの時間が掛かりそうか見積もる。
これを疎かにすると
- 依頼の際に被依頼人との調整に必要以上に時間がかかる
- 被依頼人の作業が滞る
- 被依頼人の作業見積もりと乖離があると、依頼自体を断られることもある
- (依頼側が勝手に)期待した納期で成果物が上がってこない
- 上がってきた成果物をレビューする観点が足りず、品質が上がらない。
- レビューに十分な時間をかけられず、品質が上がらない。
- 品質の上がらないまま成果物については、依頼者が責められる。*1
というわけで、全部ブーメラン的に跳ね返ってきます。
人に仕事を依頼する際、頭の片隅に置いていただければ幸いです。
特に、SI業界で元請けと呼ばれる大手に就職した人たちなど。
・・・という話がここに書いてあったかどうかはもう忘れてしまったけど、マネジメントする側もマネジメントされる側も、とりあえず読んでおけ、という定番本。
- 作者: ピーター・F・ドラッカー,上田惇生
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*1:成果物ベースの請負であっても、対象成果物の品質要求という形で依頼側が品質レベルを制御。