なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

新年あけまして2021

今年は年が明ける前から振り返ってみた

だいたい、他の人の年初エントリ見て「自分もやらなきゃ」って感じで始めるのですが、2020年末は余裕があったので、振り返りも先に済ませておこう、と。
本当は、もっと短いサイクルで振り返り/軌道修正、いわゆるPDCAサイクルを回すのが理想なんですけどね。


新型コロナウイルスの影響で、物理出社が平均月1回以下ですっかり在宅、お客さんの案件も、打ち合わせから作業までリモートで完結、各種セミナー/イベントも中止かオンライン化と、生活スタイルがすっかり変わった1年でした。


家族はそれぞれ仕事や学校に行って、平日昼は一人自宅にこもっている、という、以前は想像できなかった世界ですが、運動不足で体重微増傾向であることを除けば、わりと快適です。


基本的に独り者の頃から全く料理をしない自分が昼メシのために日常的に料理をする(といってもラーメンかパスタかチャーハンだけど)という奇跡が起こってます。

まさかYoutubeに上がっている料理動画にハマるとは。。。
「リロ氏」とか「まかないチャレンジ 河原のあべ」とか「コウケンテツ」とか見てます。

ホットサンドメーカー欲しい。「頭の悪いXXな料理」やりたい。昼飯には不向きだけど。


2020年は

2020年初に立てた目標設定に対して振り返ってみます。

Oracle Cloud

公式アナウンスは目を通し続けていましたが、実案件で関与することがなく、そんなに深く入り込む感じにはなりませんでした。

後半からMySQL Database Service、および、HeatWaveのリリースがあったことで、かなり面白くなってきた感じです。

ただし、さすがに「高可用性対応」や「バックアップ/リカバリ」「バージョン管理」あたりか他社マネージドサービス同等になってこないと、なかなか提案しづらい。

「ユーザー側に強いニーズがあるので使ってみたい、支援して!」ってならないと難しいなあ。

Oracle Cloud Infrastructure 2019 Solution Architectを2020年3月に取得したので、そろそろ更新しないとまずいはず。なんの連絡も届いていないけど。


結局MySQLに寄った話になってしまった。
Oracle on OCIな話はチラホラ来てるけど、自分のところには回ってこないですね。同僚にOracleツヨツヨ/今後もOracleを極めたい人&若手でとりあえずOracle覚えさせようフェーズの人がたくさんいるので、ある程度解ってる&Oracle以外のDBもわかるフェーズに入っている人は基本Oracle以外の案件に回ることが多いです。

MySQL

MySQL8.0を触る時間をもう少し増やしたいです。
OCP MySQL 5.7 DBAは今年こそ。

MySQL8.0を触る時間は増えました。実際の仕事案件では、まだまだレアケースで、MySQL5.6/5.7、そしてAurora版のお仕事も多いです。

MyNA(日本MySQLユーザ会で開催されている「MySQL Release note でわいわい言う勉強会」にも参加するようになり、リリースノートを読む楽しみ、実検証をする楽しみも増えました。

さすがに、マイナーバージョンが現在「8.0..22」、「8.0.11」としてGAしてから+10しているわけで、そろそろ安定して欲しいけど、アグレッシブな開発/リリース方針はそのままだろうなあ。


OCP MySQL5.7は、まったくの手つかずでした。
そして、MySQL8.0版はどうなるんだろう。あんなに機能が増え続けていて認定試験作れるのか?みたいな。


PostgreSQL

仕事でPostgreSQLを触る時間がかなり増えました。
主なバージョンは、10.x、11.xですね。Aurora版の案件も多いです。

PostgreSQLのコミュニティにも参加するようになりました。


ここ数年、打診が多い「脱Oracle」文脈の中では、PostgreSQLが非常に有力な移行先候補となりますね。

Oracleが強すぎて、雑なSQLでもよしなに処理してくれていたような実装を他のDBMSに持っていこうとすると、MySQLだとかなりツライと判断せざるを得ないことがあるのですが、PostgreSQLだとなんとかなるケースが多いですね。



ブログ更新

本数的には2019年と同じ、月平均2本、24本を目指したいですね。
また1テーマで連載するようなネタができればと思っています。

目標の半分、月平均1本強、しかも、6月と12月に固め打ちでした。。。


テーマものについても、Docker&Kubernetes本の話と、MySQLの&PostgreSQLのRAND/RANDOM関数の話で、ちょっと弱かったですね。


2021年は

ということで、目標設定です。かなりユルめですが。

AWS以外のクラウドの知識を増やす

SI/エンプラ界隈の大規模DB構築・運用・チューニングの部隊であることもあり、クラウド案件で舞い込んでくる仕事は、市場シェアと同じかソレ以上の比率でAWS案件が多いものの、OracleCloud、Azureの引き合いも増加傾向にあり、いよいよGCPのお話も舞い込んでくるようになりました。


AWSの方はSolution Architect Professionalの更新に迫られないで済む年なので、引き続き最新情報を追いかけつつも、別のクラウドを勉強する時間は取れそうです。
業務領域が「DBとその周辺まで」と狭いこともあり、「AWS認定n冠達成!」とかに全く興味がないですし。
この手の認定試験は、抜け漏れ偏りのある知識を補うツールとして利用するスタンスは維持していきます。仕事の都合で取れって話にでもならない限り。


どこに関与するか次第で時間の振り先がかわると思いますが、AWSと同じレベルで語れるクラウドを1つ増やしたい、という中長期の目標がありますので、その足場固めをしたいなと。
さすがに1年でAWSスキルと同レベルまでガッツリ、はキツイかと。AWSだって今のレベルに至るまでそんな簡単な話ではなかったし。


MySQL

ソースコードを読めるようになりたい(何度目?)
それはMySQLスキルアップもあるんだけど、C/C++スキルの話なのかもしれない。
ていうか基本的にプログラマじゃないから、そもそもコードリーディング/デバッグがしやすい環境を作るスキルさえ不足している状態。

本業ではクラウド/DBaaSばかりだけど、挙動の深いところを知っていないと結局ツライことになるし、ならばソースレベルで語れるようになりたいな、と。


認定試験の方は、目標設定から外そうかな。

PostgreSQL

なんとなく案件こなせる程度のスキルは身についたつもりだけど、MySQLへの理解に比べると全然追いついてないので、もうちょっとレベルを上げていきたいですね。
遅いSQLの改善はできないことはないけど、そのための裏付け情報のとり方とかチューニングアプローチとか、MySQLOracleほど強い裏付け、深い洞察を持って対応できるレベルになってないので、そのあたりの強化ですかね。



その他

近年のデータレイク/MachineLearning&DeepLearning/AIブームの影響で、RDBMS/No-SQL/オブジェクトストレージの間でのデータの出し入れの話も増えている印象です。
その影響で、DBの周辺を構成するプロダクト/サービスについてのスキル需要が高まりそうです。

もともとETLに詳しいエンジニアがそれほど多くない上に、従来のバッチベースETLでは満たせない要件が増えていて、ストリーミング/マイクロバッチあたりのキーワードが出てくると対応しきれず相談に来るケースもあります。
Log ShipperとしてのFluentdはエンプラ界隈でも当たり前のように見かけるようになりましたが、データ基盤という文脈で、どこで何を使い/どう組み合わせて、利用者に見せるところまで流すか、を語れる人がまだまだ足りてないのかな、と。


BI寄りの話も時々頂くのですが、正直「お客さん自身が、何をどう見たいのか」という要素が非常に強い領域なので、そこはお客さん自身で頑張らないとね、と思ってます。
道具(プロダクト)の紹介、環境構築支援ぐらいはできるように備えておこうと思いますが。
こういうのは「エンドではなく情シス的なところが主導しつつ実装は外部におまかせ」みたいな進め方をしたところで、「使われるBI」にはならないとと思います。
外部に頼るなら、業務コンサル的に動ける人が、そういう契約の元で、しっかり中に入り込む体制じゃないとね。


この領域も、質の良い情報発信を積極的に行っている方々がいるので、しっかり追いかけていきたいですね。




コンテナアーキテクチャ周りは、引き続き情報収集レベルで。
k8sは相変わらず進化が早い&関連モジュール?の乱立が激しいという印象で、やはりとっつきにくいなあ。

デファクト固まったあたりから少しずつキャッチアップ、というスタンスになりそう。
当面は、「バックアップその他、定期実行メンテナンスのためのプログラムを、Docker/Kubernetesで動くようにコンテナで作って!」というニーズへの対応が中心になりそう。
コンテナアーキテクチャの採用が進んでいて、従来なら間借りしていた「バッチサーバー」に相当するサーバーが居ないケースが増えてるので、こうしたケースにしっかり応えられるレベルには押さえておきたいです。



分散DBはどうみても沼なので、積極的に発信されている人をフォローしつつ、実際に触る際はマネージドサービスにおまかせしたい。

そんな感じで

各種イベントにも積極的に参加しつつ、基本コミュ障なので、ブログとツイッター中心のアウトプットというスタイルは変わらなそう。

今年も飄々とやっていきます。