なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

新年あけまして2023

2022年の雑感

とにかくブログを全然書かない1年でした。。。

年明けお約束の1本を除くと、4月に書いた1本だけ。ブログ書き始めて過去最低記録です。アドベントカレンダーへの参加すらできませんでした。


色々理由はあるのですが、夏頃に本業のポジションが変わって、ブログを書く時間的余裕自体がまったくなくなってきたこと、仕事に占める技術ネタの割合が激減してしまったことが原因です。


ひたすら、表に出せないような管理業務に振り回されていました。。。


仕事のやり方としては、今振り返ってみても決して褒められたやり方ではなかったので、そのへんは改善していきたいところ。


昨年の目標の振り返り

AWS Solution Architect Professionalの更新

なんとかSAP-C01の間に合格できました。更新期限ギリギリ。やはりデータベース以外の領域は仕事で触れる機会がないところに3年間で大量の新機能リリースがあり、それを管理業務に忙殺される中で試験対策する必要があり、かなり苦しかったです。

試験対策は、3年前に比べて日本語の対策教材が増えていた一方、そのクオリティについては玉石混交で、「良いものを選ぶ」という手間が新たに発生しているな、という感想を持ちました。


試験の方は、すでにSAP-C02に改訂されていて、それらに対応した教材というのがどの程度普及しているのかは調べてないです。




MySQLPostgreSQL

自分が直接関わった仕事としては、PostgreSQLが圧倒的に多かったです。ほぼAurora PostgreSQLですね。なので、技術的な調べ物も、ほぼPostgreSQLネタ。


MySQLは、昨年も「触る機会が激減した」と振り返りで触れていましたが、さらに減っている印象です。

EoL考えると、新規に立てるならMySQL 8.0なのでしょうけど、マイナーバージョンアップでメジャー級の機能変更がある&マネージド全盛となりバージョン固定が難しい、という時勢において、なかなか採用しにくいようです。実際、提案もしにくい。LTSなバージョンください(切実)。

すでに構築済のMySQL 8.0の性能診断の相談はありましたが、新規/移行先システムのDBとしてMySQL8.0というお話は、昨年に関しては全然なかった気がします。

話題ベースでは、2022年はOracle CloudのMySQL Database Service/HeatWaveがかなり盛り上がった1年でしたので、2023年は案件としてお話が来る頃かなと思っています。



この2つ以外のDBについても触れておきます。


やはりOracleが根強いです。移行(移行診断)元としてのOracle、だけじゃなく、OracleからOracleへのバージョンアップを伴う移行の引き合い&実案件が多い1年でした。どうしちゃったの?ってくらい巻き返してきてますねOracle

Oracle Cloudの国内事例が増えてきたことで、選択肢として有力視している企業が増えたのと、日本オラクルの営業攻勢のたまもの、といったところでしょうか。


オンプレのままでのOracle to Oracleな移行案件も、数こそ減りましたが、まだまだありますね。

バージョン管理、パッチ管理、メンテナンスタイミングのコントロールなど、マネージドではサービス仕様に振り回されてしまう部分を自分たちでコントロールしたいニーズは根強いようです。



個人的には、ずっと逃げ回っていたSQL Serverについに手をだすことになりましたが、やっぱりよくわからん。ドキュメントが。。。


SQL Serverに限らないのですが、私のツイッターのフォロワーの方は各種DBつよつよの方が多く、非常に助けられています。


だからこそ、自分からも情報発信をちゃんとやりたかったのですが、2022年はGiveが少なくTakeばかりで申し訳ない1年となってしまいました。


NoSQL系のお仕事は、ほとんど来ませんでした。別にRDBMS回帰とかそういう話じゃない、偶然なんだと思います。が、とにかくちょっと古いOracleからの移行(バージョンアップまたは他のDBMSのへの乗り換え)の話が多い1年でした。


その他

逃げて回っていた経営/管理業務が降りかかってまいりました。

社内諸制度の見直し、お仕事の依頼への対応、新規開拓営業Mtgへの参加、社員の案件アサイン計画・管理、売上他、会社の数字にまつわるアレコレなどなど。


何がしんどいって、計画外で突発的に始まるオンラインミーティングでほぼ一日が終わる。はっきり言って、「ダメな仕事の仕方」だと思ってますが、1人でコントロールしきれないネタばかり扱うので、突発的なミーティングは回避できない。。。


暗い話ばかりだと残念な1年な感じになってしまうので、良かったことを。
いわゆる「31.5インチ4K対応ディスプレイ」を自宅に導入して、生産性が爆上がりしました。


4Kって、2K4枚分の情報量なんですよね。なので、こんな感じの配置で使ってます。なお、このノートPCとの縦配置は、2Kディスプレイを使っていた時代から好きなんですよね。完全に好みの問題です。

ディスプレイ配置

通常時は、Outlookメーラー、スケジューラー、Teamsで5枠のうち3枠はほぼ埋まります。


残り2枠がブラウザ+エディタやOfficeアプリ、ってパターンが多く、TeamsやZoomといったオンラインミーティングだと会議画面+メモ用エディタ、ブラウザ1ウインドウで縦2面分展開や、大きなSQLを書かざるを得ないときや、クソデカExcelを見なきゃいけないときは1ウインドウで4Kフル表示にすることも、といった使い方になります。


27インチ4Kも試しているのですが、4K表示だと字が小さすぎたりフォントが潰れたりして、31.5インチないとツラい。
また、2Kだと27インチでも圧迫感の割に表示情報量が少なくてツラい。2Kだったら23インチ程度で十分。
そこで、私的には、31.5インチ4Kがベストでした。


表示倍率は、ディスプレイ単位では拡大率は100%で出力設定しておいて、ウインドウ毎に100~125%くらいに調整しています。開くアプリやページによってみやすさがまちまちなので。

その影響もあって、アプリもCtrl+マウスホイールで表示サイズが変わる機能があることが重要になり、テキストエディタをこれまで頑なに使ってきたTerapadを離れて今更サクラエディタに乗り換え。。。まだショートカットが身についてない。。。




私物のPCが10年くらい前の世代で4K出力対応してない時代のものなので、最大2Kを31.5インチに出力するのは、圧迫感がきついです。こちらは逆に拡大率は80%表示ぐらいに押さえてます。
今更10年前のデスクトップマシンに追加投資するのも、という感じなので、PCまるごと買い換えなきゃ、という機運が高まっています。


そんなこともあって、出社するより自宅のほうが生産性が上がる環境が出来上がってます。
31.5インチ4Kディスプレイがもう少し値下がりしたら、会社に働きかけて普及させていきたいですね。


2023年は

資格試験は一回休み

AWSの試験で更新を迎えるものはないですし、11冠目指してSAPとDBS以外の領域の試験を受けよう、とか微塵も思っていないので、ここはお休みで、日々の情報チェックを継続する程度に。


気が向いたら、一度取ったけど期限切れて放置したOracle Cloud Architect Associateの再受験や、Google Cloudの基本的&Database周りの領域への挑戦はするかもしれないですが、仕事の大半が管理業務になってしまったので、優先度をどう管理するかが最大の悩み。

PostgreSQL、その他データベース

管理業務ばかり、といっても、プレイングマネージャー的に動かざるをえない部分があり、そのメインはPostgreSQLにかかわる案件なので、ここはしっかりキャッチアップしていく必要があります。


メンバーに任せきれず私のところに来る話は、Oracleからの乗り換え案件の支援ですね。Oracle用のSQLPL/SQLPostgreSQLで動くように書き換えるところや、データ移行のお手伝いです。

そもそもどう書き換えてよいのかわからなかったり、なんとか動くように書き換えたものの要件を満たす性能が出なかったり、DBMSの乗り換えと同時に入れ替えたフレームワーク、ドライバ、ORMあたりで躓いていたり。


やはりOraclePostgreSQLを両方を理解している人、DBMSとアプリ寄りのところの境目のところを切り分け/掘り下げていける人を確保するのは、どこのの現場も大変なようです。
チームとして複数人投入してゴリゴリ書き換える作業を請け負える体制はウチでも取れないので、ピンポイントでの問い合わせ先としてご利用頂くケースが多いです。

慢性的に需要が供給を上回っている状況にありますが、こういったQ&A/技術サポート的な依頼の契約は、受ける側としても人を特定案件に拘束せずに済むので、スポットでも受けやすいですね。
責任ごと丸投げできる先を探しているだけなら全力でお断りしますが、発注側としてもキャッシュアウトが少なく保険的な安心が得られるスタイルなので、うまいこと使ってほしいなと思います。


あと、できれば、設計段階でポイントポイントでのレビューだけの関与という形でも、声をかけてほしいですね。開発に入ってから技術的に躓いてお話をもらうと、その手前の設計段階で残念な状態になっているケースも見受けられるので。

PostgreSQLを使った新規構築案件でPublicスキーマを全力で使ってしまう、とか、開発や試験のフェーズからのプロジェクト関与で見つけてしまってフィードバックしても、組織的に変更を決断できなくなっていることが多い。。。


Oracleのニーズも引き続き強く、特にデータ移行を伴うものが多いです。
それにともない、GoldenGateの存在感が増しています。従来版に加え、Oracle Cloud版がかなり安価に利用できるようになったことで、移行ツールにはGoldenGateご指名で支援依頼が来ることが増えました。
ここをしっかりキャッチアップしておきたいところです。


その他DBは、RDBMS/NoSQLともに、細々ながら、引き合いが来ても対応できるように備えておきたいですね。
管理に回ってしまった自分だけが知っていても会社としては仕事を引き受けられないので、社内にどうノウハウを蓄積していくか、といった観点が従来以上に求められる1年になりそうです。


仕事の仕方

突発的に始まって、ズルズルと続くミーティングをどうにかしたいです。

会議の質と効率にこだわり続けるような、上記とは対局の文化を持つ会社に在籍していたこともあるので、アジェンダの用意もゴール設定もなく、「会話したほうが早いから」と言って始まり、終わりを定めず、記録も残さず、発生したアクションアイテムに担当も期限も示さず、そこで決めたはずのことを時々忘れてたり、という会議が当たり前のように発生する今の状態が特に酷く感じます。


なかなか1人で変えていくのも難しい領域ですが、地道に取り組んでいこうと思います。


なんとなく、今年は、技術書よりも仕事の進め方的なビジネス書を読む時間が増えそうな気がする。

そんな感じで

今年もブログの投稿数目標の具体的な数は定めず、ただ2022年よりは多く書きたいな、くらいのペースで行こうと思います。

管理系のネタが増えるかもしれないし、結局、具体的な話は表に出せないから、と、純粋な技術ネタにとどまるかもしれないし。