2024年の雑感
もう年イチでしかブログ投稿できてない年が続いています。もはや、生存確認以外の意味をなしてない。
平たく言うと、技術的に新しい刺激が欠落してきているってことなんだと思います。
ブログにするほどでもないような話はTwitter(X)に垂れ流して終わり、っていうのもありますが、そもそもソチラへの投稿数自体も減っています。
要は日常から受ける刺激に対する反応自体が鈍くなってきている、ということなんだろうな、と。
勉強会やセミナーへの参加回数も減りました。
もちろん、「熱意の低下」という本質的な問題があるのですが、オンライン開催のものだと家庭事情で参加しづらい時間帯が多いのと、アーカイブあるならそちらを倍速再生した方が「タイパ」がいい。
コミュ障なのでオフラインにおける「懇親会」から得られる養分も少ない。。。
現実世界では人月商売やってる中小企業の管理職ポジにあって、技術以外のことに頭を使う時間が増えているのと、安易に放流できないネタが多いってのが、ブログ等での外部発信減少に拍車をかけていますね。
「にゃーん」
そういうことです。
昨年の目標の振り返り
技術の話
DB屋としての仕事がが減ってきているな、という印象の残る1年でした。
単純な構築は、クラウド・マネージドサービスが普及したことで、DBワカラナイ人でもボタンぽちーで立ち上げ、性能問題もスケールアップで安易に逃げて、いちいちDB屋に仕事を頼まない、という状況のようです。
結果、オンプレ大規模系か、移行手段すら限定されるほど塩漬けされている(振る過ぎて各種ツールがサポートされないなどの)DBのバージョンアップ移行とか、単に組織としての意思決定能力の低さに起因して炎上中、どうみても提示されたマスタースケジュールがオカシイとかいう「スジの悪い」引き合いとかが増えてきている。
あとは安易にスケールアップ、スケールアウトを続けたコスト過剰になった環境の見直しのお話がチラホラありますが、なにせ「お金の使い過ぎ」からスタートしている案件なので、あまり稼げるお仕事にならないのが厳しいところ。
この手のコスト削減目的の案件はDB屋が大好きなチューニングの話と不可分なお仕事なので、これはこれで楽しい案件ではあります。
これまで「DBスキルはコスパがいい、長く通用するスキル」と言ってきていて、それは今でも間違ってはいないと思います。
しかし、DBだけ、とくにRDBMSだけ、というのは先細りしていくのだろうなと。
特に業務ドメインの知識に踏み込まない、「環境設計・構築」系の部分は、どんどんパイが小さくなっていくのを実感した年でした。
単価をすごーく下げれば、ってのはあるのですが、むしろ何故その単価でその内容の仕事ができるのだ?それ応札した人/会社、本当にできているのか?みたいな募集もあったりして。
データ活用、データ基盤構築周りは、ネット観測している限り盛り上がってはいるのですけど、私の周りの仕事としてはあまり発生していないです。
いわゆるDXに結び付けられるあの領域、自社自力でやっていく気概がないと最終的な成果が出せない、ってところでもあって、上流を整理しつつ並走するコンサル会社はともかく、旧来からの受託構築系の会社にはなかなか依頼がこない、っていう。
そういう領域への先行投資、マーケティング、外部発信、営業活動をしてこなかったから、てものあるのですが。
実績がないから仕事がこないvs仕事がないから実績ナレッジがない、という悪循環。
半年くらい、パワーのかかるアウトプットに追われていたこともあり、貴重なインプット=読書のペースも落ちていたので、これは復活させたいです。
ってことで、年末くらいから、プログラミングや設計周りの知識のアップデートのためにドメイン駆動設計の本を読み始めたのだけど、実装部分/コーディング領域に近すぎて、ちょっとついていききれない。
久々に仕事でちょっとJavaプログラミングに関わる部分も見ることがあるので、この際お勉強しなおし。今更Spring Frameworkの本を写経したり。(業務でJava触っていたのは1.4~1.5/Struts 1.x時代)
コードの読み書き、楽しい。純粋に楽しい。
GoやらRustやらにも興味はあるけど、まず今の仕事で使うことはないし、一度かじった言語のスキルをアップデートしてからでいいかな、と。
生成AIを業務に取り入れたい、なんて話も書いていました。
何か仕組みを作ったわけでなく、個人的にChatGPT、Claude、Geminiにお世話になりました。
作る側については、一応、ドーナツ本(Azure OpenAI ServiceではじめるChatGPT/LLMシステム構築入門 エンジニア選書)を読んで、Azure AI Service & AI SearchのRAGを組んでみるくらいはやってみて、何となく感覚をつかんだ程度。
もともと「ド」がつく文系なので、機械学習やLLMをいじる側で勝負することはできないと思っていて、これは「使う側に徹する」のを基本スタンスとして、どんな風に動いているから、何をどう組み合わせると何ができるか、くらいは押さえておこうという感じですね。
進化が速くて大変だけど、引き続き情報だけは押さえていこうと思う次第。
技術以外
管理職とはいっても、なんか中途半端な感じの一年だったです。非常にもやもやが残る。
小規模案件のフロントに立ってタスク/スケジュールマネジメントする、ってところはできてたけど、会社組織のマネジメントの方は、あまりバリューを発揮できてない、というか、他の管理職とのシナジーが発揮できてない。
ワークスタイルについては、それぞれが自分のやり方でやっている感じ。
「ダラダラ会議」に付き合うことも減ったけど、相変わらずダラダラやってるところからの結果の共有が遅い/少ない傾向は相変わらず。
そんななかでも、信奉している著者の本について、社内の一部に賛同者がいた&出てきたのが希望の光。
技術書じゃないので、技術屋集団だとなかなか興味すら持ってもらえなかったりするのだけど、地道に布教活動を続けたい。
個人的には、社会人生活で初めて有給休暇を年間付与分使った年となりました。
例年の家族旅行に加えて、子供の行事への付き合いが微増しただけでなく、持病悪化で人生初の手術入院+定期通院等が発生した影響ですね。
でも、それだけ有給休暇を消費しても、次年度はやっぱり満タンスタートです。
つまり、前年からの繰り越し20日分を使い切ったけど、本年付与20日分そのまま次年度へ繰り越し+当年20日分付与で40日分スタートで再開、という状態です。
今年の話
技術系
AWS Solution Architect Professionalの更新の年なので、対応しなくてはいけないです。
もう業務上はDB部分しか要らなくなってきているので、Database Specialtyだけ更新しようかな、って思っていたら、廃止されてしまった。つらい。
せっかく?なので、一旦更新サボって失効した「OCI Architect Associate」や、せっかく仕事で使い続けているPostgreSQLの試験「OSS-DB」あたりも受けてみようかな、などと思っています。
これ自分のためもあるけど、社内で取得推奨するかどうかの判断もかねて。
いちいちそういう視点が加わってくるの、よくないのだけど。純粋に技術的好奇心で動きたい。
振り返り側でも書いた通り、もう少し「ソースコード」に触れる機会を増やしたいなと思いました。
ニュースやブログで表面的な技術トレンドの話題は押さえていても、実際ソースを読んでない、という状況だったので。
作ることを仕事としてない&個人的に何か作りたいものがあるわけではないため、あまり捗らないのですが、それでももっとソースコードに触れておかないと、いわゆる「解像度」があがらない。
技術以外の話
ブログにも、技術以外のことを書いてもいいんじゃないか、という反面、技術検証≒ファクトで記事を作りやすいのに対し、技術検証系以外はどうしても「意見」が出やすく、炎上しやすいのが怖いところ。
技術系は技術系で「これ公式から流通している資料でよくね」みたいなやつがあったりして、筆が止まる、なんて話もしていたけど、これはもっと自重せずに書いていけばいいと思いました。
「自分に向けたメモ」が他の人にも刺さればラッキー、くらいの軽さが必要。
そんな感じで
インプットとアウトプットのバランスを考えつつ、イイカンジに内外に展開していく1年にしたいと思います。
今年こそは年頭所感以外の記事を投稿するぞ、という、非常に意識の低い目標で。