Excel関数はn個だけ覚えなさい?
Excel関数は60個だけ覚えなさいなんて記事もあったので、自分の場合はどうだろう、と振り返って見ました。
その数、20個。
とりあえずこれだけあると、集計と簡単な分析で1日8時間くらいExcelと睨めっこしてるワタシの業務はほとんど回ってたりする。
皆さん、どれくらい使っているんでしょうね。
ワタシの場合はこんな感じです。
SUM・AVERAGE
Excelがスプレッドシート(表計算ソフト)であるかぎり、計算の上での基本中の基本となる合計と平均。
SUBTOTAL関数は便利だけど、なくても困らない。
SUMIF・SUMIFS・COUNTIF
条件ごとに集計する(合算または件数合計)もの。SQLでいうところのcount 〜Group By〜のこと。
このへんの関数を使わない人って、列名つけた行に「フィルタ」設定して、チマチマと確認してること多いよね。あるいはピボットテーブル。
IF
説明不要ですね。
あんまりネストでゴニョゴニョやるとワケワカメになる。
IFERROR
「エラーだったらなんちゃらする」ってやつ。
主に「DIV/0」回避ですね。
見た目を整えたり、後続処理までエラーになってしまうことを回避したり。
EOMONTH・ROW
集計そのものよりも、見栄えを簡単に整えるため、ってことが多い。
月次推移表を作るのにEOMONTHはありがたい。
VLOOKUP・HLOOKUP
SQLの世界からExcelにくると、このLOOKUP系の使いづらさに涙する。
これらの関数とピボットテーブルをささっと使うようになったのはここ1年くらい。
それまで、LOOKUP系とSUMIFが必要になったら、メンドクセーからAccessに一度データつっこんじまえー、って感じだった程度にSQL脳。
LEFT・RIGHT
文字列の一部だけ引っこ抜きたい場合につかう。
もらったデータが固定長コードと名称一緒で区切り文字がないとか、コードの桁に意味をもたせてる場合とか、RDB屋的には「××っ!(自粛)」って思う時に。
INT・ROUND・ROUNDUP・ROUNDDOWN
小数点以下の処理。見た目だけ小数点以下を見切られてる状態だと、見えている数字の合計と、SUMで算出した計があわなくてハマるので、ちゃんと処理しようね。
MEDIAN・TREND
算術平均だけだと不安なときに、中央値や偏差(STDEV)、分散(VARIANCE)とかを使いこなせるといいよね。
TRENDなんて、まさに近似直線での傾向値を一発で出してくれるので、過去の傾向にもとづいて向こう数ヶ月の予測出す、なんてときにラクチン。
他の分析関数ももう少し使いこなせるようになりたい。
おまけ。
「形式を選択して貼付け」をとにかく多用しますので、必須ショートカット。
Alt→E→Sで「形式を選択して貼付け」ダイアログ
かーらーのーっ
V:値
T:書式
F:式
M:乗算
I:除算
D:加算
S:減算
E:縦横入れ替え
L:リンク(セル参照)
こんなのマウスでやってたら何倍も時間かかるし、同じセル範囲に値を足しこんでいく作業なんかもM・I・D・Sをうまく使うと早い。
こんな感じです。60個っていわれると引いてしまう入門者は、とりあえずこの辺の20個からスタートすればよいとおもうよ。