なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

組織の力、個人の力


組織論について語ると、だいたい組織のカベに関するdisりに終結してしまうのですが、今回はその逆で。


最近、「オレ全力出してない」感が漂っていて、全力出したときの7〜8割で仕事を流す結構余裕かました日々を送っていたのですが、ふと考えると、「オレ全力出せてない」なあって思うことがあるわけです。


自分の全力って、組織や環境に依存している部分が結構あったんだなーって。


みんなが、それぞれにとっておんなじくらい全力出して突っ走ってる組織にいたときは、当たり前のように全力で走っていて、時に100%以上の力が出せてた気がするのです。だから、ちょっと上のポジションの人の視点で物を考え、動くこともできたりして、それが普通だと思ってた。


最近はというと、「全力出てない自覚」「上のポジションからの視点」という感性は衰えてないんだけど、動きに結びつかない。
空気読んじゃうタイプだから?、「この組織のやり方ってのは、今まで色々あったなかで、このやり方に落ち着いたんだろうなぁ」「今一人突っ走っても、理解される土壌はないんだろうなぁ」とか思ってしまって、様子見てしまう。


たった一人の状況でも、自分の全力、あるいはそれ以上の力でもって走り抜ける力って、相当なもんだな。
ある程度条件がそろうのを待たずに、切り開いていける力って、相当なもんだな。


今まで自分にもある程度備わっていたと思っていた力ってのは、組織、環境によって引き出されていたものが結構あったんだな。
企業のカンバンで仕事をしているつもりはまったくなかったけど、それ以外の環境要因によっても、人が残せる結果は左右されて、それを個人の実力と勘違いしてしまう部分ってあるんだな。


そうとわかったら、あとは改善するだけだ。

  • 自分の力を発揮しやすい環境作り
  • 組織に依存しない実力を引き上げる努力

どっちも重要だね。


それと同時に、環境条件さえそろえば、今以上の力を発揮してくれる人材が身近に眠っているはず。
彼らの力を引き出す組織、環境を作りつつ、ともに歩んでいきたい。