本を読まなくなった
直前エントリで書評あげてるんですけど、最近、読書が進んでいません。
理由は3つ。
時間がない。
転職前は定時近辺で会社を出て、家に着く前にカフェに寄り道して本を読んでました。
今は、仕事が楽しくて、ついつい帰りが遅くなりがち。
本を読むことに割り当てられる時間が、休日の一部の時間だけに減りました。
読みたい本がない。
3つ目の理由にも通じるのだけど、「仕事に直結して、すぐに役立つ本がない」という状況。
情シスと言ってもサーバーを持っているわけではないので、過去から積み上げてきた基礎技術知識からの応用による課題解決が中心。
特定分野について勉強しなきゃいけない、みたいなのは、ほとんどない状況です。
総務職ってのは、基本を押さえつつも、原則としては「専門分業できない<余り>の部分を拾う<なんでも屋>」ですから、知識として読むべき本、読んでおくべき本もそれほどないのです。
総務にかぎらず管理系の仕事は、定常業務と突発業務、プロジェクトワークのバランスを取りつつ、課題とスケジュールをマネジメントしていくこと。
これもまた、一定の基礎知識・経験があれば、あとはうまく応用しつつ進化させていくだけのところなので、社会人生活15年、受託も事業会社も経験し、PMPのお勉強なんかもしてきていると、本に期待するところというのは、知識よりも、密度の濃い体験談的なものです。
これとか、まさに理想的な本。こういう本、もっと出てこないかな。
反常識の業務改革ドキュメント プロジェクトファシリテーション<増補新装版>
- 作者: 関尚弘,白川克
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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経験から学ぶものがたくさん。
総務自体は初めてですし、情報システムといっても、幅広すぎて、全体を深く広くなんてことは無理なので、いかに良い業者と関係をもって、うまく情報を引き出すかにかかってる仕事です。
得意領域であっても、わざと無知な振りをして提案を引き起こすことで、思いもつかなかった素晴らしいやり方にたどり着くことももありますし。
一つ一つが、初体験で、その中をうまく切り開いて道筋をつけていくか。
そういう仕事が楽しめるようになると、思っていませんでした。
もしかしたら、過去にたくさん本を読んできたことが活きているのかもしれませんが、今この時、新たに本を読んでどうこう、というモチベーションは若干下がり気味です。
それでも本は読み続けたい
やっぱり、今日の自分があるのは、これまでたくさんの本を読んできたから。
知識はすぐに陳腐化するし、常に新しい情報、新しい考え方に触れていなくちゃいけないと思います。