組織の壁を生み出すもの
- 隠蔽主義。
- よらしむべきしらしむべからずの誤用*1
どっちが先か、という話になるが、どっちもなにも、主体となる人の心の中が最初。先に壁があるわけじゃない。
簡単に言ってしまうと、
「全部決まってから知らせよう」なんて、中途半端な気遣いに対して、その相手の心に「もっと早く知りたかった」という感情が生まれれば、「全部情報を公開しろ」か「ちゃんとした情報が伝わるまで、こっちは何もしないよ」という発言につながる。それに対して、「あいつらは、分別つかずに勝手に進める」「あいつらは、まず一言目にはやらない理由を出してくる」とかいう感情が芽生える。
そんな小さな石ころを積み重ねると、立派な「壁」になる。
相手の心の壁を厚くしているのは、壁があることで不利益を被っている、と感じている側の問題に起因するんだね。
*1:単なる知の伝達だけじゃなく、モチベートしなきゃいけないよ、というのが本意。細かいこと知らせず、誘導する、ではない。