なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

座右の銘にするには良いけど、部下に向けて言うとアレな感じになる言葉。

苦労は買ってでもしろ

最近はちょっとひねって、「仕事の報酬は仕事」が流行しているようです。


苦労すると、その分だけ血肉となり、その先の仕事に活かせるようになる。
仕事で成果を残すと、さらに成長できる仕事を与えられるようになる。
という、前向きな意味で使う言葉ですが、金銭的報酬はちゃんと与えましょう。


経営者がリアルに実行したらブラック認定です。

モチベーションは自分で管理するもの

どんな逆境でもモチベーションを維持できることは素晴らしいことです。


ただし、上から下に向かってこの言葉を発する本人が、モチベーションを低下させるような言動をとっていたりします。


他人のモチベーションまで引き上げるスキルは非常に高く評価されて良いと思いますが、モチベーションを高めることについては他人依存ではいけない、という意味では正しいですが、部下のモチベーションを下げるようなことをしていないか、省みたうえで発言したい/して欲しい言葉です。

情報は取りに行け

「情報は足で稼ぐ」などと言われており、実際に、フットワークの軽い人はたくさんの情報や情報源を持っています。
大いに見習うべきだと思います。


ですが、この言葉も、発言者が情報流通を阻害していることがしばしばあるので、やはり気をつけて使うべき言葉でしょう。


例えば、
上司:実際忙しくて、自席にほとんど居ない
部下:口頭での質疑や報告のチャンスが減り、メール依存になる
上司:メールが貯まる一方で、当の本人は忙しがってメールを見ない・出さない
部下:どうせメールしても反応無いし、メール読まないって開き直ってるし。
上司:「なんで報告しない?」「なんで聞きに来ない?」と詰問。


あるいは、情報統制を「しっかり」行おうとしている企業。
統制されている情報は、部下からは上司のところにあることすらわからない。
仕事の指示は来るけど、その仕事に必要な情報は、その上司が持っているにもかかわらず降りてこない。
で、集められる情報で資料を仕上げて上司に提出すると「その情報なら私がもっているのに、なんで聞いてこないの?」


こんなケース、よく見かけます。


たぶん、まだまだあるんじゃないですかね。