本質・根本にたどり着かない
本当に議論したいことは「3歩先」にあるのに、1歩目でわかったつもりになってしまったら、3歩先の話にはたどり着けないですね。
深い話をしなきゃいけないのに、途中で止めてしまったら、いつまでたっても浅い、薄っぺらい話から先に進まないです。
むしろ余計なコミュニケーションが発生する
「だからそうじゃなくって」「いやそれはわかってるんだけど」
相手を苛つかせる。
話を聞かない相手と話をしなければいけないシーンでイライラしない人はいないです。
処方箋:最後まで相手の話を聞け。判断は一番最後。
とにかく、良いとか悪いとか、同意するとかしないとか、そういうことは、一番最後にまわして、相手が何を言っているのか、何を言いたいのかを正確に把握することを最優先にしましょう。
補足
いや、だらだら話す相手にイラつくのは理解できるんです。
仕事が早い人、頭の回転が早い人ほど、時間がもったいないと感じるでしょうし、コミュニケーションを効率化するつもりで、相手の話を途中で拾ってまとめにかかるでしょう。
そして、それによって、会話を短縮することに成功たケースもたくさんあると思います。
(あくまで会話が短くなっただけで、本来たどり着くべきところに辿りつけたかどうかは別です)
それを、あえて手放して、横において、相手の話をちゃんと聞いてみてください。
相手が言葉に詰まると、そこに生まれる沈黙に耐えられなくなって、話し出してしまうでしょう。
沈黙を優しく受け入れて下さい。
そこで煽るように急き立てたり、勝手に話を巻きとらないで下さい。
結論に至る時間は伸びてしまうでしょう。
話す側の説明力が不足していれば、そのようなやり方を以ってしても、深いところまで辿りつけないかもしれない。
それでも、早合点して巻き取ってしまった時には引き出せなかった「その人が、どこまで理解しているか」という情報が得られますから。
これが、本質に近づくこと、相互に理解を深めることのうえで、とても重要な情報になります。
「それってxxxxだよね」「いや、そうじゃなくて」
「それってxxxxだよね」「いや、それはそうなんだけど、いま話したいのは」
なんて展開になりがちな人は、一度立ち止まって、実践してみることをお勧めいたします。