なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

LANのポートキャップが意外と役に立つ件

これが例のブツです。

ELECOM ほこりカバー LD-DUSTBK6

ELECOM ほこりカバー LD-DUSTBK6

 

 

だいぶ前から、この商品の存在は知っていました。

しかし、「こんなの買うやつ、よほどの潔癖症だろ」くらいにしか、思っていませんでした。


情シスとして、入社前から組まれているLANの構成を1つ1つ現物確認して行ったら、カオスでした。

 

社内LANをすっきりさせるLANケーブル配線&結線ルール

なんていう、素晴らしい記事がありましたが、こんなの夢のまた夢。


ギガ対応Hub - ギガ未対応Hub - ギガ対応Hub

というカスケード接続がいたるところにありました。

ケーブルも、カテゴリ5e/6対応してるかどうか怪しいのがゴロゴロ。

無線LANのアクセスポイント機器が、たまたまHubとして幾つか100Mbpsポートを持っていたので、それに適当に差し込んでいるケースも。



それで、スピード出ない、とかいって呼び出されてもね。

呼び出されて対応する時間・コストって、ばかにならない。

呼び出されなければ進んでいたであろうタスクの手を止めること。

それによって生み出される価値が低いこと。

トラブルの原因が「余計なことをして発生した」というケースが多いこと。*1

事前に相談してくれれば、トラブルを引き起こさないような方法を提示できたのに、ってケースが多いこと。

善意のつもりってこともあります。

ループさせてしまうとか、いい例ですね。

知らない人は「LANケーブルが1本あまってチョロンと出てる。みすぼらしいから綺麗にしよう」なんて感覚で、ケーブルの両端をHubにぶっさしたりするものです。



恨みつらみを並べても、しょうがないですね。何も生み出しませんね。

だいたい、ITにかぎらずとも「相談してくれれば」なんて話になるトラブルの大半は、「相談すべき内容だと思っていなかった」ってケースが大半ですから、トラブルが起きるまで相談してもらえるはずがありません。

そうして人間関係がこじれていけば、他のことを進めるにも時間・コストが余計にかかるようになりますし、人間関係を修復するのにもコストがかかったりします。



こちらがどう動けば、未然に防げるのか

このことを考えた時に、「塞いでおけばいいじゃん」「どう塞ぐか」「あ、あの商品あるじゃん」という簡単なところに帰着しました。

塞いでいるものを、意図的に外せば、外した本人にも「俺がいじった」という自覚が生まれます。

そもそも、塞いでいるのを見て、まともな感覚を持っている人であれば「開けていいのかな」と思うし、誰かに相談した方がいいよね、という気付きが生まれます。

結果、事前に相談を受けるようになるので、トラブルの発生しにくい方法で提供することができるようになりますし、トラブルを起こすも防ぐも「こちらの責任」として動くことができますから、利用者に責任をなすりつける必要もありませんので、お互いに気持よく利用できるようになります。

この状態が、たかだか6個で300円程度のもので生み出せるのなら、安いものです。

欲を言えば、LANのカスケード接続用のケーブルは、かならず識別情報を付加したい。

で、この商品。

印字できる白い部分が少しだけあって、あとは保護のための透明なテープになってる。

KING JIM 「テプラ」PROテープ ケーブル表示ラベル SV24K

KING JIM 「テプラ」PROテープ ケーブル表示ラベル SV24K

 

さっそく使い始めました。いい感じ。業者さんにやってもらうのと遜色ない仕上がりです。

あとは、付番ルールも業者さんが過去にやってくれたものを見て拝借し、既存LANや自前新設LANに適用していくだけ。

 

なお、一般的なテプラPROでも使えますけど、PCにつないで専用ソフト上で編集できるやつは、ケーブル用ラベル以外の用途でも強烈に便利なので、かなりおすすめです。

Mac対応ソフトもあるよ、っと。

KING JIM ラベルライター「テプラ」PRO パールホワイト SR3700P

KING JIM ラベルライター「テプラ」PRO パールホワイト SR3700P

 

 

 

 

もっと欲を言うと、LANのカスケード接続用のケーブルは、誤って抜き差ししないようにしたいです。(抜き差しされないようにしたいです、が本音。)

こんなので鍵かけたら完璧なんじゃないか。*2

 はい、やり過ぎです。これは保留。

 

記事を書いたきっかけ

以下のツイートにfav、RTが幾つかあり、まとめておいたほうがよいなと思った次第です。



ツイートの中で出てくる「電話線のポート(RJ11)用のキャップ」はこちらです。 

これに関して言えば、複合機なんてリースで導入することが多いんだし、リース屋が納入設置する際に使わないポート塞いでおけば、無駄にサポセンに問い合わせくることもないだろうに、と思う次第です。

 

 

そんなわけで、USBポートのキャップがどんなケースで活きてくるか知りたいです。こんな活用してるぜ、って例があったら教えて下さい!

*1: 連絡受けた段階では「オレは何もやってない」っていうケース多いですね。

*2:自作用パーツもある模様