HammerDB 4.0がリリースされていた - ワークロードの実行
HammerDB 4.0がリリースされていた - リリースノートチェック - なからなLife
HammerDB 4.0がリリースされていた - 環境構築 - なからなLife
HammerDB 4.0がリリースされていた - 設定まわりの変化 - なからなLife
の続きです。
基本実行はエビ省略
前回の一連の記事と同じやり方で、CLIで実行してみます。
結論からいうとv3.3から大きな違いはなかったので、手順もエビ(エビデンス)も省略します。
具体的な手順は
HammerDBをCLIで使うなど:まとめ、あるいは、目次の代わりに - なからなLife
から、該当するDB&ワークロード用のエントリを参照願います。
PostgreSQL
従来どおりの使い方については、特に変更点ありませんでした。
「PostgreSQL TPC-Hのbuildschemaは、FKに対応するインデックスが足りなくて、TPC-Hとして流れるSQLの一部が鬼のように遅い」というのはv3.xから変わっていませんでした。
HammerDBをCLIで使うなど(8):PostgreSQLにTPC-Hを実行してみる - なからなLife
RDS/PostgreSQL 13.1に対して試験しています。
Oracle
従来どおりの使い方については、特に変更点ありませんでした。
RDS/Oracle19cやVirtualBox上のOracle12c CDB/PDB環境に対して試験しています。
v3.3でも同様ですが、HammerDBの仕様というより、Oracleの仕様に基づいて、Oracle12c以降のPDB構成のDBの場合はpdbをターゲットとして「diset connection instance」に指定する必要がある、という程度です。
AWS RDSはNon-CDBなのでデータベース名を指定しておけば大丈夫です。
また、TPMの出力にAWRの情報を使用しているらしく、Standard Editionを使うと、結果出力時に「0 Oracle TPM」が出力されます。
NOPM(New Orders per Minute)で評価して下さい。
なお、HammerDBのドキュメントでは「異種DBMS間ではTPMの比較はできない(エンジンによってトランザクション数算出根拠が違う)ので、NOPM使って」と書かれています。
まとめ
- 従来どおりの設定での利用に際しては、特に変更点はありませんでした。
- (非推奨、サポート対象外になった)Redisも使用できました。
今回は短めで。
いよいよ、新機能のクラスターモードの話に取り組みたいと思います。