なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

やらなきゃいけないと勝手に思い込んでた仕事を手放して、やりたい仕事に立ち戻る。

前のエントリで、また予算の仕事やることになった、と言ったものの

とにかく楽しくない。仕事が楽しくない。


誰よりも早く出社して、誰よりも遅くまで会社にいるのに、捗らない、達成感がない。


そして、周りから見ても、何やっているのかさっぱり理解してもらえない。

 

耐え忍んで、好きでもない仕事を、会社のためにと思って、本当にやりたいことを犠牲にしてまで対応しているのに。


悶々。

 

そして、本職である情シスの仕事に割り当てる時間は削られ、入退職にまつわるPCの整備と、最低限のトラブルシュートしかできず、ほぼパソコン先生状態で、情シスとしてのパフォーマンスすら疑われる。

 

悶々。

 

 

「仕事を楽しめ」「その環境を作るのは、自分」

これがウチの会社のカルチャー。

 

だから、思い切って言ってみた。

 

 

「仕事、楽しめてないです。前の会社の仕事、そのまま続けたくないから情シスとして来たのに、もとの状態になってて、それでいて評価もされないとか、なにやってんのか自分でも悶々としてます。」

 

 

そこでもらった返事。

「わかった。予算の仕事、手放しなさい。」


言ってみるもんだ。

 

そんなわけで、情シスの仕事に集中することを認めてもらった。
ただし、「今、それをキミの力で推進できるとは思えない」との評価も受けた。

 


そんな風に、変に遠慮して悶々とするような状況をつくりだしたのは、そんな判断と行動をしていた自分。

 


人に認められないような仕事を勝手に犠牲者意識でやってて、本職の遂行能力すら疑われるような状況を作り出してしまったのも自分。

 

 

 

おそれず、そして、こだわらず

ウチの会社、バカでもなんでも、表明しないと、その事のほうが評価を悪くする


だから、とにかく思いを表に出すことが求められる。


無知で、どんくさくて、スキルも足りなくても、表明して、行動してみて、失敗する人の方が、淡々と仕事をこなして失敗のない人より評価される。

 

思慮深く、空気を読み、嫌な仕事も嫌な顔せず着実にこなして失敗がないことより、図々しく主張して、目立って行動に移す方が、その仕事を失敗したとしても評価される。 

 


だから、こだわるの辞めることにした。

 

 

PMP受かるほどプロジェクトマネジメントの勉強したけど、プロジェクトの失敗を気にせず企画提案して進めることにした。

 

 

IT畑をずっと歩いてきたけど、ITの世界の美意識を捨てて、今会社にないものだったらとりあえずぶっこむことにした。

 

 

コンサル経験から、きちっとした提案を経営陣に出そうとしていたけど、それもやめて、今必要と思うことをバカ正直に伝えることにした。

 


システムの投資対効果って、事業規模がそんなに変わらない中で、いかにコストダウンを実現するか、って指標(かなり乱暴な表現)だから、そもそも急成長していて、人の増加ペースも半端ないなかで、システムの投資対効果なんてまともに測れないし。

 

 

とりあえずシステムぶっこんでみて、使ってみて、使いにくければ、入れなおせばいいじゃん。

 

 

一般的な情シスの発想じゃないよな。


そういえば、常識が大嫌いな会社だった。

 

 

自分、「内製回帰厨」を自称する、内製主義者だった。

ベンチャーで、事業方針がコロコロ変わるような会社なら、なおさら、その変化に柔軟に対応するためにも、社内に情シスを手厚く抱えるべき、ってのが信条だった。

 

 

外部業者に出すとなると、どうしても外部業者のペースで導入案件が進むし、契約のために色々な前提条件固めて縛られることも多いから。

 

 

でも、一旦ソレも手放すことにした。

 


そもそもウチにはシステムらしいシステムが殆ど無い。
そして、急拡大して、システム化しなきゃいけないものが山ほどある。

 

 

情シス1人の状態で、内製にこだわってたら、事業拡大のペースに追いつかない、会社の成長を足止めしてしまいかねない。

 

 

外部業者使って、とりあえず色々なシステム入れてみて、それで、システムというものがどういうものか現場にも理解してもらって、次はどうしたい、ってのをリアルに考えてもらって、次をまた作ればいいじゃん。

 

 

そう思うようになった。

 

お金の心配をしても、しょうがない。

管理部門ってことで、自ら売上をつくれないから、どうしてもコスト意識が強くなる。
お金たくさん使えない、って、自分で自分を縛って、ホントは必要なのに、と思っているシステムの企画提案をする動きすら取れなくなる。

 

ガチなベンチャーで、目の前で財務経理の担当者が資金繰りを真剣に話し合ってるような環境なら、なおさらだよね。

 


でも、それも、気にしないことにした。

 

 

本気で会社に必要と思うなら、お金のことは後で考えればいいじゃん、って。
そして、稼いでくる部門に、「便利なもの、必要なもの用意する、がんばって」って。

 

とにかく、これから、ある程度短期間で、大量にシステム突っ込む提案して、可能な限り実現してみる。


そして、ひと通りやってみて、そのことに、自分自身が納得できなかったら、その時、また考えるわ。

 

 

そんな決意宣言です。

頑張れ、オレ。

 

 

 

できれば、一緒に進めていく仲間欲しいです。