因果なもので。
会社の数字、理解できないといけないけど、ソレを仕事にしたくない。
「お金を表す数字が動いているだけのシステムには関わりたくないなー」という、なんの根拠もなく直接関与している方々には極めて失礼な発想で就職活動をし、勘定系に強い会社を避けまくって情報系システムのSEを志し、実際、簿記会計のお勉強から逃げ続けてSEで5年、ITコンサルで5年、事業会社の事業企画部門2年と過ごした後、体壊して復帰した際に会社の数字を追い回す部門に異動。
そこから3年間、最低限の簿記会計の勉強をして、社内で使われている勘定科目も理解できるようになり、会社の数字というものがおおよそ理解できるようになったけど、給料が上る見込みもなく、そのまま同じ仕事をしているのは耐えられないなーと思って脱出し、ベンチャーで1人情シスがメインの総務として今のポジションをつかんだわけです。
最低限の知識を身につけつつ、やりたい仕事をつかみとって、万々歳、のはずが
情シスなので、目の前で同じ管理部門の同僚が会社のお金の話をしていても、あえてその会話に踏み込まずにいたんだけど、会社として初めてまともに取り組む予算統制について、他にノウハウを持っている人がおらず、経理実務も担当してる上司が対応する予定だったけど手が回らないってことでまるっと予算の仕事を回され、またまたお金の数字を扱う世界に引き戻されました。
会社のなかに「やらなくてはいけないものとして認知されていない」状態からのスタートなので、何かを協力してもらうこと1つとっても、まずなんで必要なのか理解されておらず、「めんどくさい」という反応が当然のように帰ってくる。
過去のデータも管理が雑で分析がしづらい上に、事業の変化が激しく、立ち上げて日が浅い事業も多いので、過去のデータがあまり参考にならないものもたくさん。
避けたい仕事が、避けられるはずの環境に移った後に、より難易度が上がった状態で降ってくるって、これ、なんの因果ですかねー。