続・ストレングスファインダー
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」
未だ読了せず。
所詮帰りの通勤電車でしか本が読めないし、速読もできないヤツの読書ペースはこんなものかな。
なからがんばっているつもりなんだけど、あと、ちょびっと。
でも、読み進めた分で、昨日のエントリに関して若干訂正しておきたいことあったし、ちゃんと残しておこう。
昨日のエントリ
ストレングスファインダーやった - なからなLife
の最後に、
geekdbにエントリされている輝かしきgeek達の強みが書いてあったらオモロいなあ。
同じような強みを持っていると診断された人が、
どんな経歴でどんな成果を残してきたかを知ることができたら、
geek予備軍にとってのロールモデルが見つかるかもしれない。
って書いた。
で、読み進めて出会ったのがこの記述。
5つとも同じ資質を持つ人はいないに等しい。(実際、5つの資質の組み合わせは3300万通り以上あり、まったく同じ資質を持つ人に出会う可能性はかぎりなくゼロに近い)。それがきわめて重要なところだ。なぜなら、その人がもつ5つの資質は、ほかに比べるものがない、その人独自のものだからだ。また、資質1つひとつがほかの資質と密接にからみ合っているため、その組み合わせで、同じ資質を持っている人同士でもちがいが生じる。資質2つの組み合わせだけを例にとっても、一方が変わることで行動パターン全体が驚くほど変化する。
この記述を読んだとき、ちょっと動揺してしまった。
なんだかんだ、そこいらへんの性格診断か何かと同じと見てたわけだ。
極端な話、動物占いか何かと同じで、同じタイプの人が簡単に見つかる、なんて発想だった。
そこを突き崩された感じ。
けど、動揺を隠しつつ読み進めたら、結局2つ3つは同じ強みを持つ人はいて、似たような特性を示す、みたいな記述が。
落ち着いたら「何か」が見えてきた感じだ。
そう。
例え本当に同じ資質を持っていた成功者を知ったからといって、その人と全く同じことをしても、成功しない。
全く同じこと自体ができるわけではない、という論をほっといても、できたらできたで所詮二番煎じであるし、それ自体は他人の人生をなぞっただけだ。
id:dankogaiも
404 Blog Not Found:代表的!=典型的 - 書評 - 代表的日本人
で、こう言っていた。
ロール、すなわち役とは、「継承する」、すなわち「なる」= beではないのだ。
私は筒井康隆のように書きたいとも思うし、Larry Wallのようにプログラミングについて語りたいとも思うし、そして時には著者のように偉人を見つけ、偉人が著した書を音読してみたいとも思う。「この人のようにやりたい」は無数にあるのだ。しかし、私はその誰にもなりたくない。私がなりたいのはただ一人、小飼弾だ。
ああ、そうだ。
野球少年がイチローにあこがれて「イチローになりたい」と卒業文集にでも書いたとしても、それは
「イチロー(のよう)になりたい」
「イチロー(のようなプレーができる野球選手)になりたい」
と言っているだけであり、イチローそのものになり、イチローの人生そのものをなぞらえたいわけではないだろう。
重要なのは、「(強みの)違い」もあわせて知ること。
ロールモデルを見つけ、その人(のように)なりたい、という目標を持つことは、人が成長する上でとても効果があると多くの人が語っている。その通りだと思う。
ロールモデルのが、どんな強みをどう活かすことで成功に結び付けてきたかは、とってもに参考になるはず。
ただ、そのロールモデルのやってきたことをそのままなぞらえるだけではいけないよね。
似たようで微妙に違う強みを持っていることが、そこ(現実、現状)にどんな違いをもたらしているのか。
違う強みを、どう活かすことで、自分流の成功に近づけるだろうか。
dbに強みデータが整ったとしても、そこに示されたデータは、そんな風に見なきゃいけないんじゃないだろうか。