なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

続続・ストレングスファインダー

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
ようやく読了。


ってか、何回このネタでエントリ入れるんだ。



つまるところ、この本の源流に流れている
「人は弱みを補うことよりも、強みをより強化するほうが効率的で、成功につながりやすい」
っていう思想自体が、34の強みの1つである
「最上志向」
の特性そのものだ。


極端に言えば、それだけのことだ。


この本を読む前から「短所は長所で補えばいいじゃん」派で、
「人の弱いとこをいじり倒して、矯正だ、指導だ、育成だ、と自己満足に浸ってるヤツ」
にムカつく日々を送っていた自分は、
おもいっきり「最上志向」出てる人だった。


たぶん、この本の思想を受け入れがたいと感じた人の5つの強みの中には、
「最上志向」の特性は出てこないんじゃないかな。


特に反論の多いのは

  • 弱みを強みには変えることはできない
  • 新たな資質は開発できない

と言う部分だろう。

  • 自分の弱みの部分を鍛えるてきて、比較的成功していると思っている人

または、

  • 部下の能力の底上げには、弱みを鍛え上げることが不可欠だと考えている人

には、受け入れがたい思想に違いない。


筆者は弱みを鍛えることを全否定しているわけではない。
ちゃんと書いてある。
弱みの部分を鍛えれば、ダメージコントロール程度には能力が高まるかもしれないが、
元来の強みを強化するほうが、効果的・効率的だ、って。


とにかく著者は後者を強調したいだけなのよ。


ひとつ注文をつけるなら、
「ストレングスファインダー」の診断結果、
ベスト5だけじゃなくて、ワースト5も出してほしい。


これも、

  • 「強み」に注目してほしい、「弱み」に着眼してほしくない

から出さないんだろうと勝手に推測しているが、
本文中に、弱みとセットでの事例が結構でてくるので、だったら自分の弱みを知りたいなと。


とりあえずこのネタはこれでおしまいの予定。


あっち
まず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違う
も読んでみようかな。