予算承認
A:「システムの改修プロジェクトの予算、200万くらいなら承認通りそうです。」
B:「具体的な改修対象とその選定基準、投資対効果の説明が求められています。」
C:「あの部長の承認とるには、ロジカルで説得力のある上申が必要だな」
A:「中長期計画策定で出入りしているITコンサルに言って、
施策の一部にねじ込んでもらって効果はじき出してもらうか」
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B:「提案、いくらだった?」
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C:「当初予定に1人追加、1ヶ月、200万」
B:「・・・まいっか。とりあえずやってもらおう。」
ありそうで実際にある話。
当然、200万のコストをかけた時点では、動くものは何も出来上がってない。
そこから+200万でやっと動くものが上がってくる。
だったら、人月100万前後のエンジニアに、短期間でそれなりにささっとやってもらって、
様子見てから同じところをさらに直すなり、別領域に手を出すなり、
って形で残予算使うでも、同じ金額で企画書しかない状況よりはいいんぢゃね。
コンサル発注費とシステム構築費は別枠、承認フローも別、
ってなっているとかいう事情もあったりするのですが。
なお、コンサルが算出する投資対効果分析には、
自分たちコンサルに対してお客が支払うコストは含まれないことがあります。
これも落とし穴。
まとめると
- コンサルは正しい使い方をすると強力な武器になる。使い方を間違えると、自分を傷つける凶器になる。
- 予算規模と内容で、進め方は変えないとね。
ということ。
気をつけろー。