なからなLife

geekに憧れと敬意を抱きながら、SE、ITコンサル、商品企画、事業企画、管理会計、総務・情シス、再び受託でDB屋さんと流浪する人のブログです。

モチベーションは人それぞれ。だからこそ・・・。


(主に、仕事における)モチベーションの源泉や、
それを上下させる要因は人ぞれぞれだ。


そして、よく言われるのが、
「モチベーションは、自分で高めろ」
というもの。


誰が言い出した話なんだろう?
たぶん、もともとの話は。
「望んでいない仕事も引き受けなきゃいけないことがあるだろう。
 でも、腐らずにやってみろ。そして、その中から、その仕事を面白さを見つけ出してみろ。
 もともと望んでいた仕事と通じるものも見つかるかもしれない。
 そうやって、自分のモチベーションを高めろ」
っていう文脈だったんじゃないだろうか。


それはそれでもっともなことだと思う。
# それでも我慢なら無いときはあるだろうし、そのときはスパっと辞めりゃいい。


ただし、この前後の文脈によって、まったく違う意味をなす。
逆に言えば、みんな、自分の都合に合わせてこの言葉を利用している、
といっても過言では無いでしょう。


むちゃくちゃな仕事、あるいは、一般的に何の面白みも無い単純作業を
山のように振ってくる上司から一言。
「モチベーションは自分で高めろ」
って。


いるんです、それも結構な数。


そんな人たちを見るたびに、こう思う。

「モチベーションは自分で高めろ」と発言する人の責任として、
他人のモチベーションを下げるような言動をしてはいけない。


と同時に、
他人のモチベーションをうまくコントロールできる人は、
自分の成果につなげることができるだろう。
他人のモチベーションをうまくコントロールできない人は、
足を引っ張られるだろう。
# 因果応報ってやつか。


マズロー欲求段階説や、ダグラス・マグレガーのX理論/Y理論、など、
マネジメントにおける人的側面について真剣に取り組んだことがある人なら、
モチベーションが生産性や品質与える影響については知っていると思う。
逆に、そんなことも知らないまま人の上に立っている(つもり)の人に、
激しい怒りと、哀れみを覚える。


あ、そうだ。デマルコ読み直そう。あれこそが私の原点。